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2015年11月06日19:10

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友達内閣を拒否した阪神・金本新監督の覚悟

■友達内閣を拒否した阪神・金本新監督の覚悟
(THE PAGE - 11月06日 12:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=177&from=diary&id=3699562

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阪神の金本知憲新監督(47)が多くの注目を集めて始動している。初日に安芸キャンプを訪れたが、ネット裏は2000人を越えるファンで満員。関係者の多くが、「ここ数年なかったこと」と、金本の存在感とその期待感に驚きの声を挙げていた。3日はサプライズで紅白戦を行い、走塁やチームバッティングに細かい指示を与えるなど、今季までのチームに足りなかったもうワンピース、ツーピースを埋める作業に積極的に動いた。

 コーチングスタッフには、2003年、2005年の優勝を経験した矢野燿大(47)、片岡篤史氏(46)、今岡誠(41)、金村暁(39)、平野恵一(36)らをすべて金本新監督自身が要望、自らが打診する形で揃えた。だが、今回、新聞辞令で名前が挙がりながらも入らなかった2人の人物がいる。

 広島、巨人OBで元キャッチャーの西山秀二(48)と、ダイエー、日ハム、阪神OBの元左腕、下柳剛(47)の2人だ。西山氏は、広島時代に金本と一緒にプレー、ベストナイン、ゴールデングラブを受賞、その後移籍した巨人ではコーチ業も経験していて指導者としての評価も高い熱血漢。下柳氏も、2003年、2005年の優勝メンバー。コーチ経験はないが、現役時代に様々なトレーニングに挑戦、40歳を超えても結果を出し続けた卓越した理論は指導者としての素養を感じさせる。

 金本新監督にとって西山氏は、現役時代から頼りにしていた先輩であり、下柳とも現役時代から親交が厚い。2人とも互いに信頼を寄せている。金本新監督が言う「情熱があって、選手を育てる、練習に付き合う、そして僕に付いてきてくれる」というコーチ像に重なっているにも関わらず、今回、あえて西山氏、下柳氏への入閣要請をしなかった。

 なぜなのか。その理由は、「お友達内閣ではチームは強くならない」という金本の固い決意だ。

 金本氏は、監督交渉を行っていた際、球団との意見交換の中で、阪神の持つ体質について苦言を呈していた。それは、フロント、コーチも含め、阪神の組織に充満している、生ぬるい甘えの体質である。
「監督、コーチ、一軍も二軍もフロントも結束して戦うチームを作っていきたい」と考える金本新監督は、コーチングスタッフの構成が、非常に大切だと考え、仲の良すぎる西山氏、下柳氏の入閣を今回は、あえて見送り、現役時代から厳しさに定評のある矢野氏、片岡氏をスタッフに入れ、「本音で話ができて苦言も呈してくれる人」と、掛布雅之2軍監督の実現も、球団にかけあった。
 

 本来ならば、もっとも気のおける西山氏、下柳氏の2人を入れておくことが、初めての監督業となる金本にとっては心強いだろう。しかし、彼は、あえて、お友達内閣になってしまうことを避けて、コーチングスタッフの間にも、緊張感の生まれる勝負の組閣を組んだ。そこには、チームを変革させる、改革させるためには、まずは自らの足元からと、考える金本新監督の並々ならぬ決意が見え隠れしている。友情が、あるときは、改革の妨げになることもある。金本新監督は、勝負師として非情に徹したのだ。

 ぬるま湯体質から激熱湯体質へ。金本新監督が、コーチ陣に要求する責任や使命も必然的に厳しいものとなるだろう。それこそが阪神に足りなかったものだ。金本新監督への期待感が、なおさら高まってくる。

 一方で、金本新監督は、義理と人情にも厚い人である。
 監督受諾を球団に伝え、コーチングスタッフに考えていた候補へ次々と打診を行ったとき、西山氏、下柳氏にも、「なぜ呼ばないか」を説明するために、わざわざ電話を入れている。下柳氏には、組閣には入らなかったが、その知識と理論を左腕に叩き込んでもらいたいと春季キャンプでの臨時コーチを依頼した。

 強いリーダーシップと、そして、人として失ってはならない優しさ。その両方を備え持つ金本新監督は、阪神にこれまでなかった監督像を確立するのかもしれない。そのためには勝つこと。オスンファンとの残留交渉や、新外国人も含めた、このオフのフロントの戦力補強策の成否が重要になってくるだろう。
 (文責・駒沢悟/スポーツライター)
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これから書くことは全部妄想なのだが、阪神というのは、本気で優勝を狙うにはふさわしいチームだと思う。その根本の理由が優勝しても選手に年俸を払える体力があることだ。

ところでわが町のカープである。もうカープという球団はいかんせんお金がない。どれくらいないかといえば、大リーグ投手の黒田に来てもらって年俸が4億しか払えない。これでも内部事情を知る人からすれば、きっと、トイレを水洗から猿猴川に切り替えるくらいに切り詰めた結果だろう。

カープを堅実経営と呼ぶ人もいるが、たんに貧乏なだけで、それを知ったうえで、長期計画でお金を浪費しないようにしているともいえます。

ではどうすれば浪費になるんだ、といえば、話はただひとつ。優勝。優勝したらどうしても年俸は高騰する。翌年も優勝となるから補強もいる。お金が幾らあっても足りない。

更に優勝したら客が来るのか?と問えば、それはない。広島県からして、ケチで貧乏たれな街である。まず、景気を支える企業がない。大都市圏としては博多と大阪に囲まれて、長閑で暮らすにはとてもよい中堅都市。

つまりキャパが小さい。都心の規模は仙台と同じ程度だが、あちらはパリーグ、こちらはセリーグ、あちらは東北随一のチーム、こちらも中四国随一のチームだけれど、なんせ広島市内を除けばたいてい巨人ファン。

観客動員数などリピータで持たせるしかない。辛い経営母体である。

しかも堅実に運営してゆくとなると、そろそろ優勝してくれよー、と言われる。ま、これは当然のことなのだが、おそらく5年連続で優勝すれば倒産する。そういう球団である。

となれば、できることは何か?

カープの野球というのはプロレスなのだ。戦う前に、今日こそは勝つ!カチカチカープと掛け声する。

だけど惜しいところで負ける。そのためには監督の采配が命のである。選手はみんな全力を尽くす。しかし、采配の妙で負けるしかない。

それができない人は監督になれない。真剣に優勝狙う人間などおよびではないのである。そうでなければ運営できない。

のではないか、という妄想が広がる。すると、これって、優勝するより大変かもしれない。お客さんの分かっているよ、という気持ちに支えられながらも、しかし、優勝は目指すという掛け声が必要だ。

毎年、そういう態度を見せなくちゃならない。今年こそは!というのが絶対に必要だ。だけど根っこで負け癖がついている。長年の堅実経営の伝統。

試合内容如何にかかわらず負ける野球というのがこびりついている。

優勝してはならないジレンマというものがカープにはある。だけどお客さんを飽きさせてはいけない。もっと熱狂させなくちゃいけない。これがドラマならすごく面白いことしてる。

もう今年優勝できなければどこでするんだ、という感じだった。それでもカープの新井は、いい選手だ。一番好きな選手だ。彼が打席に入るとよい緊張感が味わえる。集中力がこちらにも伝わってくる。野球を見ていて、一番素敵になれる瞬間だ。

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