mixiユーザー(id:8333997)

2015年10月23日20:14

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アイマス日記:アニメ「アイドルマスターシンデレラガールズ」終盤再考

アニメ終盤、卯月が陥った罠、そして復活。
最終話ライブ回で書こうとして書けなかったこと。

卯月が陥った問題は、アニマスでの春香や千早、劇場版での可奈よりも根深いと思う。
自宅に引きこもってはいなかったが、自らの意思で養成所にこもったこと、結果的にみんなから「逃げ」たことに他ならない。
まあ、他のみんなに比べて、自分は劣っている、という意識を持ってしまったことが原点であり、卯月だけがアイドルになってからの「その先」が見えてなかったが故のことだ。ゆえに体制の変化でシンプロのみんなが新しい活動を始めたことで卯月は置いて行かれ始め、凛がトライアドプリムスに引き抜かれた事とそれを受けた未央の舞台進出によって、劣等感を深めてしまったのだ。
その解決のためにみんなから離れて練習すれば、と思ったのだろうが、仕事に穴をあけたことでみんなに迷惑をかけたことは咎められるべきだ(卯月がひきこもっていたのは3週間ほどだが...)

(春香が闇落ちしたのは合同ライブを成功させなければいけないのに、各自での活動が増えなかなかみんなが顔を合わせられない、という所から生じたのだが、765プロは私たちのホームという認識を持つことで解決した)

確かに卯月は、1期の頃から、凛や未央に比べて能力面(特にダンススキル)において劣る部分が散見されていた。だからといって卯月がアイドルとして能力的に劣っているとは断定できないし(してもいけない)、そこを地道な努力で頑張ってものにしていた筈だ。しかしながら、どういうアイドルになりたいかというビジョンが見えてなかったのもまた事実である。それが2期になって体制が変化した時に、「変わること」を心の中で拒み、自分で「頑張ること」に呪いをかけていってしまったのだ。

会長令嬢は卯月を解雇することで問題を解決しようとしたから、それを察した武内P・凛・未央が動いて、卯月は事務所に戻ってきた。24話は卯月を立ち直らせるために、実に丁寧に物語が進んでいったわけだが、武内Pは卯月と1対1で話し合うために、わざわざ「出会いの場所」に立ち寄ったのではないか。そこで卯月が凛・未央に自分の弱さをさらけ出せたことが、プラスにつながった。最終的に背中を押したのがシンプロの、346アイドルの仲間の存在だったわけだが、未央がみんなに声をかけて星にメッセージを書いて回ってたが、これは卯月を励まそうとみんなが協力してくれた結果であり、アニマスで歌えなくなってしまった千早を救おうと、765プロのみんなで歌をつくった部分と重なって見えた。

そして、小日向美穂について。
卯月にとってあこがれの世界に居た存在から、憧れの先輩に、やがて同じユニットで活動する仲間に変化していった美穂。卯月が逃げてしまったときもじっと待ってくれて、また一緒に仕事できるよう願っていた。それは7話で未央が逃げてしまった時も卯月は信じて待っていたことと重なるのだ。クリスマスライブでも美穂はシンプロのみんなと後ろで見守ってたし。その願いは年明けて叶って、舞踏会のときも二人で歌っていたり、シンプロの出番の前に卯月が美穂に行ってきます宣言をしていた。(25話で一番印象に残る部分と言えば、凛をトライアドプリムスからニュージェネに引き継ぐ部分なんですが)欲を言えば翌春のユニット再編後の部分は智絵里を加えてのピンキーキュートにして欲しかったが......。

もういちど見返せば、新たな発見があるアニメ版シンデレラガールズ。機会あれば見てほしい。



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