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2015年10月17日01:17

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火渡りの奇跡

今日は九皇大帝の庙(日本の神社的な場所)で火渡りをやってるというので見学して来ました。
火渡りの奇跡に見まねて 石のように歌っちゃうのかな とか 忘れぬ間に 胸の影 力に変えちゃうのかな とか思ってワクワクしてました。

あっつあつの炭を叩きまくって黒い状態にした所を歩きます。
まあぶっちゃけ夏のアスファルトみたいなもんで、横の炭火が赤いだけでした。

まあそれよりも、初めて童乩(タンキー)見ました。
実際に神が降りてくる様子を見てると引きますね。
太鼓と鐘だけの単調なリズム。
そのリズムに合ってるのか合ってないのか頭と体を揺らすシャーマン。
揺れが大きくなるほどにトランス状態になってゆく。
突然シャーマンが倒れこみ周りの人達が体を支えつつ、降りてきた神に合わせた衣装を着せる。

私は斉天大聖と哪吒童子しか区別がつきませんでしたが、九皇大帝のそれぞれの神が降りている童乩もいました。
一応宗教儀式なのとスマホで写真撮るのが大好きな華人がスマホを出してもいなかったので、童乩の写真を撮るのはひかえました。

童乩の他にも空中から何かを取り出す動作の後、人の体にその何かを入れたり、秘孔を突くような動作の後、体から何かを取り出したりする、いわゆる呪術医(シャーマンドクター)的な人もいました。

なかなか興味深かったのは、神を降ろした童乩が練り歩く時、斉天大聖を降ろした童乩が先導役をしていたことです。
猿田彦と関係があるのだろうか?
日本書紀は720年に完成、西遊記は明代の成立、話自体は南宋時代からあったらしいけれど、どっちみち時代が合わない。
西遊記の舞台は唐で三蔵法師(唐三蔵、玄奘三蔵)は600年代の人だから、そこら辺なら時代的な辻褄は合いそうだけど、三蔵法師の弟子又は同行者に当時から猿のイメージがあったとは考え難い。
偶然の一致なのだろうか?

火渡りはしょぼかったけれど、実物の童乩が見れて良かったです。

写真1:火渡りの様子。遠くから。
写真2:人がいっぱい。
写真3:哪吒童子を降ろした童乩の後姿。
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