mixiユーザー(id:23595438)

2015年10月04日08:21

1640 view

安積遊歩さん(障碍者) 藤川幸之助さん(認知症介護者) 

http://www.design.kyushu-u.ac.jp/~tomotari/miraipdf/12.pdf#search='%E5%AE%89%E7%A9%8D%E9%81%8A%E6%AD%A9'

上記は あさかゆうほ、安積遊歩さんの講演会記録。
安積さんは、娘さんのうみ(宇宙と書く)さんを出産後、すぐくらいに
以前、住んでいた町に講演に来られたけど、私は行かなかった。
うみさんは、もう19歳になっているはずだから、
私の行かなかった講演会の頃は、18年前くらいになる。

安積さんは、私より2歳年下だから、夫より年上だ。
安積さんは、差別の絶対性にこらえきれず、十代の頃は自殺未遂を何回もした。
妊娠出産も考えたこともなく、奔放な生活をした。
けれど、妊娠して、出産した。

安積さんの 妊娠に対する法律への指摘は鋭い。
障碍者であり、母である彼女ならではの 公平な発言だ。
彼女は 障碍児の母でもあるのだ。

妊娠は自然な現象なのだから、国だの、医者だのが制限をかけるのが間違っている。
私の考えだけど、そもそも男だって妊娠に関わっているのだから、
もっと、自分の子供である胎児の人権を考えたらどうだ?
本当は、母という称号、地位より、父という称号、地位の方が
絶対的価値の響きがあると 私は感じる。

女性は まだまだ弱い立場だから、母という地位は、女性の権威の確立だ。
嫁になるだけで、相当、女性は苦労するが、そんな程度では認められない。
母になるという、辛さを背負って、初めて、社会的に認められる。

男は、子供が生まれた時、自分の生殖能力が保証されるせいか、
すごく気が強くなり、威張りだす気がする。
少しも苦しまず、こんな地位を手に入れる「男」は、つくづくずるい。
彼がしたことと言えば、結婚を世間に宣言したことだけである。

ここから、また、安積さんに戻るが、
彼女が結婚したいと言うと、悪魔だと言われた。
嫁として 失格だと。
彼女は3か月だけ結婚したそうだが、
子供を籍に入れるためだろうか?
さぞかし、迫害されたのだろうけど。

初めて、安積さんの写真を見たが、とても可愛く、若く見える。
体重27キロで出産しているそうだが。

安積さんの娘さんのことは、まだネットに載らないのかな?
お母さんである安積さんは、国際会議に たった一人の車椅子の参加者として
優生保護法も知らない日本の外務大臣に会って、改正しろと迫った。
日本の恥が天下に知らされて、外務大臣は動いた。

スウェーデンでも、昔は障碍者は妊娠してはいけないと、子宮を切除されていた。
スウェーデンでは、その事に対して、補償がされた。


こないだ読んだ、認知症の母を介護して、詩を書いている、
藤川幸之助(だったかな?)さんのブログを見つけた。
彼は、次男で、奥さんはガンで、長崎在住で、娘さんが一人いることが分かった。
次男というのは、意外だった。
てっきり、一人っ子と思ったから。

彼の詩は、母の認知症介護に絞っているから、
妻、子供、兄は出てこない。
母と父と自分の3人の世界だ。
朗読の動画も見られるが、若々しい。
童顔と言っても良いくらいだ。

谷川俊太郎氏と対談もしたそうだ。
谷川氏は、前妻に母の介護を押し付けていたと、聞いているけど、
どんな対話だったんだろう?

幸之助氏のお父さんは、パイロットで、愛妻家で、
認知症になった妻に、ヨソの子が石を投げても、怒るなと言える人だった。
心臓病を抱えながら、介護して、ぽっくり死んでしまった。

認知症になった母は、息子が老人ホームから帰っていくと、
その玄関の扉の前に2時間立ち尽くしているという人だった。
幸之助氏は それを聞いて、5時間かかるホームから、
長崎のホームへ母を移す。

彼の詩は、コンフェッションである。告白である。
だから、感動出来るのだろう。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する