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2015年09月23日21:58

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羅臼岳登山[2015秋]

フォト フォト

過去2度の挑戦では、天候不良により途中下山となりましたが、
3年目の今年(2015年)は、羅臼岳の頂上を制覇し絶景を見る事が出来ました!(^^)v

案の定、雲が次から次へと流れていき、遥か遠方までは見渡せませんでしたが、
雲の切れ間から覗く知床半島の美しい山々や木々の緑や紅葉、そして青い空と海、
素晴らしかったです!


0.チョイス

実は夏休みに大雪山系 黒岳経由の御鉢周りを予定していたのですが、
天候不良により見送りとなってしまい、秋のシルバーウィークは どうしようか
迷っていました。黒岳に行くとなると、昨年と同時期の登山になってしまい、
同じ様な場所と景色を堪能する事になるので、大雪山系の御鉢周りは来夏に先送りし
秋は羅臼岳に再々トライする事にしました!(^^)v


1.前日出発

もう3度目で慣れてきましたが、釧路から知床のウトロまでは距離が遠いので、
前日夜に現地入りしての車中泊です。(^^ゞ
夜7時ちょい前には準備を完了し釧路を出発!


2.夜間走行

ルートは いつもの標茶から虹別を経由し、裏摩周を抜けて斜里からウトロを目指す。
夜間走行なので安全運転厳守で走ります。

まずは標茶駅でトイレ休憩。いつもなら駅前には車が1台も止まっていないのに
この日の夜に限っては6〜7台の車が列を成している。しかも車高が低い車ばかり?
もしや暴走族?ラリー族?走り屋か?
ちょうど こちらも再出発しようとしていたら、向こうも集団で走り始めた。
しかも虹別へ向かう同じルートへと進んで行くじゃあ〜りませんか…。(^^;
更に走り始めて すぐに大粒の雨が降ってきて豪雨になるとは幸先が悪い!
集団の車列より少し離れて走っていたが、意外と安全運転で安堵した。(^^ゞ

虹別の近くまで来ると雨が小降りとなり、集団の車は別海方面へ行った様なので
この先はヘッドライトを遠目のハイビーム全開にして夜間の道を孤独に走る!
秋のシルバーウィークなのに裏摩周や斜里から先は対向車が少ない。

ウトロまで あと少しの所で再び雨が路面を濡らす。
あ〜ぁ、こりゃ〜明日の登山はヤバいなぁ〜と思いつつ、
天気予報の「晴れ時々曇り」を信じるしかない…。(^^;


3.ウトロ着

夜10時ちょい過ぎくらいにウトロに到着!
まずはセブンイレブンへ行き、朝食用の何かを買おうと考えていたが、
棚には何にも無し!向かい側のセイコーマートも同様…。(^^;
きっと深夜には弁当類が入荷すると考え、明日の早朝に また来る事にした。

道の駅の駐車場まで戻り、空きスペースを探すが満車は予想通り。
駐車場外の道路の端っこまでビッシリ車でいっぱいであったので、
ゴメン、歩道上の空きスペースに駐車させてもらった…。(^^;

小雨が通り過ぎ、歯磨きを終え車に戻ってきた頃に夜空を見上げたら
曇り空にも関わらず、星明りが少し見えたので、雲は薄いと判断した。


4.車中泊

さて、どうせ寝られないとは思ったが、とっとと寝る!
最初は暑くてタオルケットだけでしたが、深夜1時過ぎには寒くて毛布に包まる。
今回は、1時間×4セットくらいは寝れたかな?
ただ2回ほど雨音で目が覚めた!あたたたた…。(^^;

午前3時過ぎから4時にかけてはウォークマンで音楽を聴いていました。
最近ハマっている福山雅治「I am a HIRO」を含めヒット曲を集めた楽曲を
オリジナルアルバムとして数曲まとめたのを繰り返し聞いていた。
♪人、人、人、人、人生のど真ん中で〜、全然何者にもなってな〜い♪とか?(^^ゞ


5.夜明け

午前4時半を過ぎて空が徐々に明るくなってきたが、やっぱり今年も曇りかい?
それからしばらくして、これまた去年と同じく海の向こう側に青空が一部見えている。
もう騙されない?いや今年こそは信じる?

ブツブツ言いながらセブンイレブンへ車を走らせる。
入店し棚を確認するも昨晩と同じ…。(^^;
もうすっかり売り切れなのか、連休で業者が作ってないのか?
ただパンは沢山あったので、米を諦めパンを買う!

今年も港の方へ移動し、山側の雲の様子も観察しながらパンを食べる。
朝日は差してきたが雲で山体は見えない。
今年もダメか?(^^ゞ

再び道の駅へ戻り、洗顔と歯磨き、トイレを済まし、登山口へ向かう!


6.登山口

道の駅から登山口のある岩尾別温泉へ車を走らす。
知床自然センターの所から左折して知床五湖方面へ進むのだが、
前を走っていた車が曲がり損ねて大回りするのを見て、
去年の自分を思い出し、ちょっとニヤけてしまった。(^^ゞ

岩尾別温泉へ到着!
ホテル地の涯がある手前の細い道路には、昨年以上に長い車列が出来ていた。
駐車場でUターンし、ずーっと下まで車で戻るのが痛い!
駐車場所を確保し、登山準備が整った所で、いよいよ出発!
まずはホテル地の涯の駐車場を目指すが、舗装道路を登るのは結構辛かった…。(^^;


7.登山開始

午前6時台のスタートを考えていたが、7時台となってしまった…。(^^ゞ
夏休みの登山見送りによりトレーニングをまったくしていなかったので
ちょっとスローペースで登り始める。

昨晩 降った雨が登山道を濡らしていたが、足を滑らさない様に慎重に登る。
やっぱ最初の尾根に上がるまでは辛いね!
その後、オホーツク展望台を過ぎて岩峰あたりも つまらないし辛いし、
弥三吉水でやっと1時間半登って、その先の極楽平は楽チンと思っていたが、
雨水が登山道に溜まってドロドロ平になってました…。(^^;

仙人坂あたりの登りも辛く、遂に右足に痛みが走る!(^^;
休憩したら何とか回復したので先を急ぐ。
銀冷水を通過し、大沢入口に到着!
登り始めから2時間50分である。

三ツ峰方面は山頂が雲で覆われていたが、大沢には太陽の日差しが降り注いでいた。
おぉ、これは行けるかもしれない。アタックチャンス!!
しかし、雲の塊は断続的に流れて来る…。(^^;


8.頂上を目指して

大沢を登る!残雪がちょこっとだけ残ってました。(^^)
残雪の2つの塊のうち片方は北海道の形をしている…。

そして、まずは昨年 視界不良で下山となった地点を通過し、更に登って行く!
登り始めから3時間30分、あと少しで羅臼平に到達する所で、
遂に羅臼岳山頂が雲間に姿を現す!
おぉ、あれが頂上の溶岩ドームだね!岩肌がちょっと不気味である。
三ツ峰方面は雲が取れて快晴である。

とその時、登山道に北キツネが現る!
ピョンピョン跳ねてハイマツの中に姿を消しました…。(^^ゞ

羅臼平に到着!登り始めから3時間40分経過です。
ここで長めの休憩。お腹も減ったので購入したパンを食す!


9.最後の難関

羅臼平からは あとちょいで頂上かと思いきや、よく見ると距離はあるし、
まだまだ登る必要があるし、あの岩肌と岩石だらけは手ごわそうである。
まずはハイマツの中を岩清水へ進む。結構な水が流れ落ちてましたね。
ここまでで登り始めから4時間15分経過です。

さて、ここからが大変!
凄い急斜面を登って行き、岩石だらけになってきたら黄色い矢印の通りに進む。
マジか?岩の上を右に左に上へ上へと登り、いよいよ頂上付近の岩場を登ると
そんなに広くない面積の山頂に到着!(^^)v
最後の最後で ちょっと危険な箇所があるので注意したい。
登り始めから ちょうど5時間ジャストでした。


10.絶景

断続的に雲の塊がやってきて、時々視界が真っ白になるが、
雲間から遠くが見えたり隠れたりで、まじまじとは眺める事は出来ませんでしたが
見えた瞬間が感動で、写真撮りまくりです。(^^ゞ

知床半島の知円別岳から硫黄山付近の白い山肌が見えた時は感動でした。
また、ウトロ港はバッチリ見えましたが、
遠音別岳や海別岳方面は雲が取れなかったので残念。
羅臼港や国後島方面も雲が多く、ハッキリとは見えなかった。
登ってきた岩尾別温泉や知床五湖方面は比較的見えた方である。

まぁ、これだけ見えれば満足、満足!
快晴の雲一つ無い絶景なんて、まず有り得ないから…。
と日記に書いておきます。(^^ゞ


11.下山&帰途

下りも途中まで写真を撮りながら下山したので、3時間少々は掛かったかな?(^^ゞ

車の中で着替えて休憩してたら夕方5時近くなって薄暗くなってきたので
釧路へ帰る事に!
知床横断道路にて知床峠に着いたのは午後5時半くらい。
まだ何とか写真が撮れたので最後の見納め?
峠から見えていたピークは頂上ではなかった事が分かった。

中標津で夕食を取り、釧路の自宅に帰り着いたのは22時でした…。(^^;
合計27時間の弾丸登山&ドライブは、これにて終了!


最後まで お読み頂き、ありがとうございました。m(_"_)m


以上、羅臼岳登山〜登頂編〜レポートでした!(^^)v



フォトアルバムにも写真を掲載してますので、見てみてね!
http://photo.mixi.jp/view_album.pl?album_id=500000096962172&owner_id=6137219


関連日記

『羅臼岳登山〜敗退編〜』 (2013年)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1913765211&owner_id=6137219

『羅臼岳登山〜リベンジ敗退編〜』 (2014年)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1931053736&owner_id=6137219

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