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2015年09月23日18:57

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埋もれた名作になるはずだった・・・

レトロゲーをクリアしてみようのコーナー。
今回プレイしたのは、PS2ソフト「カオスレギオン」です。
カプコンより2003年に発売された3Dアクションゲーム。
発売されてしばらくして、あっという間に暴落ワゴンセールとなった不人気作品ですが、ぼくは大好きです。

ただ、初めてプレイした当時も物足りなさは感じていました。
一番感じるのはボリューム不足。ステージは全部で15あるんですが、やってみると少なすぎると感じます。
それを誤魔化すかのように「クリアしたステージを再びプレイできる」「二度目以降に入ったステージで敵が強化される」というオマケがあります。
ゲームシステムが大好きだったぼくは「こんなに面白いシステムなんだから続編はもっとボリューム満点で出てくるだろう、絶対買うぞ」と思ってました。
ええ、発売されませんでしたけどね!

で、他の人はどう思ってるのかと、感想とかウィキを見て回ったんですが、どうやらボリュームやゲームバランスについては会社の事情があった模様。
カプコンは大金を投じてミリオンセラーを狙える大作にしたかったようですが、当時の業績不振の影響で、見切り発車的に発売したそうです。
大金をつぎ込んだ痕跡で、CGムービーとか気合入ってるし、グラフィックもかなり綺麗。
ゲーマーとしてはそんなの二の次なんですけどね・・・

さて、このゲームの最大の特徴は「レギオン」システムです。
プレイヤーは、死者の魂を召喚して兵士として戦わせる能力を持っています。これがレギオンで、召喚すれば自動で動いて敵を攻撃してくれます。
レギオンは全部で7種類(剣、弓、爪、盾、爆弾、力、巨人)あって、そのうち2種類を装備できます。選んだ2種類を切り替えながらステージを突破していくわけです。
レギオンは戦わせるだけでなく、装備していくと専用の特殊スキルをプレイヤーが使えるようになるため、それも含めて装備レギオンの取捨選択をします。
レギオンを召喚せずにいる間は、ゲージを消費して特殊技(必殺技)を発動させることもできます。
各レギオンはレベル制で強化され、召喚する数が増やせたり必殺技が強くなったりします。育成要素ですね。

こんなに面白いシステムを作ったのに、中身が薄く、難易度バランスも悪い(ぶっちゃけ簡単すぎる)のは勿体ないの一言です。
どうやら、海外向けのインターナショナル版があって、そっちが本来の難度らしいですけど(つまり海外版のほうが難しい)。

あと、声優が大根すぎるのはマジでどうにかならなかったんですかね。モブが有名な声優さんなのに。ゲームの声は俳優じゃなくて声優つかえよヴォケ!

何だか貶してばっかりなのもアレなので、各レギオンについてアレコレ感想を書いて終わりにしたいと思います。

・剣のレギオン「ギルト」
地上のみ攻撃できる剣士を召喚。とにかくカッコいい。
スキル(正確には「アシスト」)によって主人公の攻撃が4連斬から6連斬になり、これが強力。必殺技も使いやすく、レギオンに迷ったらこいつを装備しておけば間違いない。

・弓のレギオン「マリス」
ボーガンで攻撃してくれる。実はアクティブモードよりパッシブモードのほうが連射ができて強力という変り種。
敵モンスターには「生物」「機械」の2タイプがあり、ギルトは生身に、マリスは機械に強い。反面、マリスは生物への攻撃が貧弱すぎるので、敵をよく見て使い分ける必要がある。
スキルは効果が薄いので、マリスを連れて行く場面は後半に行くほど減る。

・爪のレギオン「フロウド」
フレディみたいなやつがジャンプして上空から敵を引っかき攻撃。
機械に強く、生物にイマイチ。単純に機械を攻撃したいだけならたぶんマリスのほうが優秀。
しかしフロウドの真価はスキルの2段ジャンプ。面倒な敵の群れを飛び越えてターゲットを潰しにいける。

・盾のレギオン「アロガンス」
敵の攻撃を受け止めてくれる。
また、受け止めたダメージを蓄積し、ビームとして一気に放出する攻撃もできる。
ザコを振り切ってターゲットを仕留める戦い方をするとき、ターゲットの周囲にアロガンスを置いておくと、邪魔されずにターゲットを倒せる。
必殺技は、主人公が一定時間ダメージを受けない(例外アリ)というものだが、効果時間が非常に短く使いづらい。
反面、スキルは使いやすい。ダメージを受けたときに攻撃ボタンを押すと即座に反撃できるのだが、攻撃している最中はたいていボタンを連射しているため、乱戦で斬りまくっていれば勝手に発動する。これによって被ダメージの硬直も消せてダメージも与えられる、非常に便利なスキル。(ただし吹っ飛ばされる攻撃には反撃できない)

・爆弾のレギオン「ブラスフェミー」
自爆して攻撃する。こいつのみ、召喚して攻撃すると勝手にゲージが減る。(ゲージはレギオンのライフのようなもの)
生物にも機械にも強く、敵を吹っ飛ばすためダウンを奪える。その代わり、立ち止まって爆発するまでわずかな間があるため、プレイヤーが斬り込んでいると敵が動いてしまって爆弾が空振りすることもある。
必殺技は、ブラスフェミーをサッカーボールのように蹴っ飛ばして遠くの敵にぶつける。実はこれがボス戦で非常に当てやすく、威力もあるためとても心強い。
スキルはジャンプからの兜割りだが使いづらく不要。

・力のレギオン「ヘイドレッド」
殴る、体当たり、浴びせ蹴りなど、プロレス的な攻撃をする。
生物に強い。
必殺技は当身で、攻撃してきた敵を受け止めてバックドロップをかます。しかしボス戦で使えない上、敵の攻撃を待たなければならないため使いづらい。
ヘイドレッド唯一の利点はスキルのタックルで、レベルが上がるとタックルした敵を燃やせる。うまく当てれば6連斬より有効な場面もある。
ただヘイドレッド自身がカッコ悪いので何とも・・・

・巨人のレギオン「サナトス」
最強のレギオンらしい。
プラクティスステージで使えるが、クリア後にバラバラにされて飛び散ってしまう。各ステージをクリアしながら「サナトスの破片」を集め、すべてそろえると再びサナトスを使えるようになる。
敵の側までワープして殴り飛ばす攻撃は豪快で強い。
必殺技も、画面の敵がスローになり、サナトスがビームを撃ちまくる。プレイヤーも自由に攻撃できるため、やりたい放題。強い。
スキルは、立ち止まっているとライフが自然回復する。なにそれ反則。

個人的に好きなのはギルトとブラスフェミー。
ギルトは使いやすいしやっぱカッコいい。ブラスフェミーは乱戦で敵をぼんぼん吹っ飛ばすのが面白い。
操作性はさすがカプコンと言える出来なので、無双系が好きな人にはわりとオススメできると思います。
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