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2015年09月21日04:01

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懐中電灯と設計思想(2)

また趣味の話です。

今回は、1モードと2モードのライトについて話を進めます。

前回、下記のように各モードの優先順位をまとめました。
(ターボの存在を忘れていたことが発覚)

タクティカル(T)・・・ストロボ ≧ ターボ >(HIGH)>(MOON)> LOW > そのほか
デイリー(D) ・・・ (MOON)> LOW > (MED) > HIGH > そのほか

ストロボ ・・・ 最速で出せなければ存在意義そのものがない
HIGH/ターボ ・・・ タクティカルな用途では優先順位高い
LOW ・・・ どの用途でも使用率が高いという意味で優先順位が高い。
MOON ・・・ 速度は遅くても良いが消灯からダイレクトに出せるか、目で見ずに出すことができる。



1モードのライトをさらに分類するのは直感的にはできないように感じますが、
実際には躯体も含めた方向性や、明るさの絶対値によって分けられます。

タクティカル ・・・ 20分〜2時間程度を目安に、強力な光を発揮する。
デイリー ・・・ 手元に十分な明るさで、数時間以上の点灯を目指す。

当然、ボディの強度も異なりますし、電池も前者はリチウム・リチウムイオンなどを使用して強力、
後者は単三単四などの非力なアルカリ・ニッケル水素電池のものが多くなります。

1モードのライトは明るさが選べず不便な反面、
光学設計にもよりますが30〜80ルーメン程度の明るさであればオールマイティに使うことができ、
複雑な操作も不要なため、同じくマニアのマイミクhowa_saraさんとのやりとりでも、
「家族向け防災ライト」として合意にいたりました。
おばあちゃんの家に勝手に防災ライトを置くのであれば、そのようなものが良いと思われるのですが、
どうしてもスペックで見劣りするため品数が少なく、具体的な提示は難しいものです。
ここでは少しだけ、使用経験のある良いものをあげておきます。
http://www.amazon.co.jp/dp/B002ZB7LUE
http://www.amazon.co.jp/dp/B002ZB7LUY
ただ、このクラスの有名メーカーでも、初期不良は結構あります。。

タクティカルの世界では、操作間違いがなく故障の可能性も低いため、1モードは至高です。
初期のタクティカルライトはすべて1モードでしたが、
2000年頃のLED化を契機に多モード化が進み、かなり淘汰されています。
また、ストロボオンリーという機種はおそらく存在しません。
タクティカルの項目ではストロボを最優先にあげましたが、
あれは「搭載するなら最優先」ということであり、ライトとして単一機能でストロボだけ、というのは不安が大きいように思います。

また、1モードのライトはシンプルでいい、というのは一理あるのですが、
内部機構的には2モード以上のものと変わらずに、
HIGH-LOWと設定されているものがHIGH-HIGHという設定になっているだけのこともあります。



2モードのライトになると、初めてモードの切り替えという機能を必要とします。
主流のものはメインのON-OFFスイッチを使用する形式で、
あるモードにいる時に、素早くOFF-ONをすると、別のモードになります。
点灯させるとHIGH、一旦OFFにして素早くONするとLOWになる、と言うものです。
この方法は、調節ボタンやダイヤルなどの余計な部品を必要としないため安価ですみ、
操作も難しくないので実に多くの機種で採用されています。

当然、
タクティカル ・・・ HIGH → LOW →(繰り返し)
デイリー ・・・ LOW → HIGH →(繰り返し)
という配置になっています。

この方法はシンプルでいいのですが、タクティカルとしては不安が残り、
素早い動作でON-OFFを繰り返しながら交戦していると、敵を程よい明るさで照らしてしまう(笑)可能性があり、
それを理由に嫌う人もいます。(←日本人でもね)

この方式の2モードのライトは非常に使い勝手が良く、個人的には3モードは買いませんが2モードなら買います。
常にHIGHで先に点灯し、LOWへ移すのも簡単、
LOWで足元を照らしながら歩いている途中、HIGHに切り替えて遠くを見て、すぐにLOWへ戻す。
というような基本動作がスムーズに行えます。
つけて、けして、つければLOWなので、光を見ることなく手の感覚だけでLOWに移行できるため、
眩しいのを避けたいシーンでも問題はほとんどありません。

SUNWAYMAN R10Aという機種があり、オススメだったのですが、
2モードというロースペックぶりが仇となったのか、生産終了したようです・・・。
代わりがないのでバカ高いのを提示しますが、オススメはしません・・・。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00EN3NII6/
ものは最上級に良く、点灯時間等も文句はありませんが、
電池コストが高いのと集光がきつく普段使いはしにくいと思います。

ヘッド部分を締め込んだ状態で使うとHIGH、緩めた状態で使うとLOWというものもあります。
http://www.akaricenter.com/led_light/jetbeam/ba10.htm
これは先述の、短時間でのON-OFFの繰り返しでモードが変わるのを嫌った結果で、
切り替えに両手を使うもののそれなりに使い勝手は良いと思います。
ただ、やはりほとんどの人がタクティカルに憧れながらも使うのは日常、という状況のため、
純粋な2モードとしてはすたれ気味です。
5〜10モードのライトの操作の一部としては、かなりポピュラーなんですけどね。

2モードの機種はほとんどが使い勝手が良く、
同じようなHIGHとLOWで色々なモードが付加された3モード以上であれば、
2モードの方が良いと強調しておきます。
特に、普段使いではストロボやSOSを必要としませんから、
これらを含む5モードなどはやめるべきです。

これらの他に、スイッチを弱く押すとLOW、強く押すとHIGHになるもの、
メインスイッチを持たない機種で、ヘッドを大きく緩めた状態がOFF、
少し締めるとLOW.、強く締めるとHIGHというものもあります。
後者はキーホルダーライトに多く、必要十分な機能を備えていますが、
モード数に関わらず、ヘッドの締込みでON-OFFするタイプは
知らぬ間にどこかでとれて首なしになる、という事件をたまに引き起こすようです(笑。
機能的には良いものです。少し高いなぁ
http://www.amazon.co.jp/dp/B00EBMIDZ2/

過去に1機種だけ、HIGHとストロボの2モードという、妥協のないタクティカル機種がありました。
操作方法も大変面白く、普通にONにするとHIGH。
この機種はスイッチがカチッとロックされるクリックスイッチではなく、
呼び出しブザーのような押している間だけ点灯するもので、
短時間の間に ON-OFF-ON-OFF-ON と操作すると、
3回目以降のONがストロボ発光になりました。
一見冗長な操作ですが、操作途中のONもストロボ発光の一部として機能するため、
実際には最初からストロボが始まっているのと同じことで、
なかなか良いインターフェイスだと思いました。
http://akaricenter.blog.jp/archives/51548076.html
が、発売時からすでに出力競争に負けており、
LOWがないのがダメだったのか、メーカーが迷走していたせいか、今では生産終了、後継機もないようです。


———
ちょっと現物でも交えながら、と思ったのですが、
2モードのライトがかなり淘汰されていてけっこうビビりました。
あまりにも低価格な不安なものもご紹介できないので、かなり残念な感じ。
良いインターフェイスを備えていても、スペック競争で勝てないと淘汰が早い・・・というのも残念な感じ。
R10Aはマニアっぽくなくて良いライトと思っていたのに。
http://www.akaricenter.com/led_light/sunwayman/r10a.htm

>スイッチを弱く押すとLOW、強く押すとHIGH
この機種は大変好みで、同じ機構のものを7〜8本持っています。
が、基本的には指の押し加減で制御するため、
プルプルしてしまい、握力不足で光量を制御できないこともあります(笑。
スイッチの付いているパーツを締め込むことでもOFF→LOW→HIGHと移行するため、
長く使うときは最初からそうすればいいのですが、大抵ずぼらしてあとで面倒なことになるわけです。
お気に入り度合いの割にオススメしないのはバカみたいに高いからです。
興味がありましたら↓
http://www.akaricenter.com/led_light/surefire_lx2.htm
http://www.akaricenter.com/led_light/surefire/eb1.htm


次回、一般的な3モードをやって、
次の次で驚異の合計15モードをやって、
とりあえず締め・・・よう。





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