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2015年09月18日16:11

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どこ吹く風

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今日はさすがに朝から気分が重い。

とっ散らかってグダグダ、毎度VTRみたいな答弁の記憶が鮮明なまま、成熟した国家の国会とは思えない醜態とも言うべき採決を見せつけられたら無理もない。
情けなくて虚しくて悲しくてやりきれない。
でも決して消えることのない怒りの炎が燃えております。
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「あのとき国民の声に耳を傾けていれば…。そんな言葉が漏れる社会を誰も期待しない。」

今朝の道新「卓上四季」

100年以上も前に、日本が米国と戦い、負けることまで予想した歴史学者がいた。
日本人で初めて米エール大教授になった朝河貫一だ。日露戦争直後に帰国し、故郷の福島県で講演したことがある。

〈封建時代と違い、一国の善悪の判断の影響は世界規模になる。太く短くという考えだけで政治を行っては責任が取れないことがある。
しかも大臣や代議士になると政治を理由にうそを言いがちだ〉。
しかし警告は届かなかった。

現代はどうか。
安保法案の参院委員会審議。与野党議員がもみ合い、怒号が飛び交った。見ただけでは採決されたのかどうかも分からない。
こんな混乱の中で決めていいのか。

与党は衆参合わせ審議が216時間に上り、熟議だったと胸を張る。
だが、11本もの法律は広範囲で、疑問は拭えない。

成立すれば、自衛隊が他国軍のために海外で武器を使う事態もあり得る。
戦後70年かけて築いた平和国家の看板は色あせるかもしれない。
その影響はまさに世界規模だ。

安倍首相は「抑止力が増す」と訴えるが、浸透しないのはその物言いがうさんくさいからだろう。
歴代内閣が禁じた集団的自衛権行使をいとも簡単に認めた。
学者の違憲の主張も、どこ吹く風だ。

朝河は後に大戦阻止のためルーズベルト大統領に働きかけたが、遅かった。
あのとき国民の声に耳を傾けていれば…。そんな言葉が漏れる社会を誰も期待しない。

野党5党 内閣不信任案を提出
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=3622971
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