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2015年09月16日23:40

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公聴会の動画を見て思ったこと

■「大学生の夏休みだけの活動じゃない」 SEALDs奥田愛基さんが今後の展望を語る
(弁護士ドットコム - 09月16日 16:11)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=149&from=diary&id=3619229


奥田愛基さん(明治学院大4年)の公聴会での動画を先程拝見しました。


私が彼に思ったのは「彼は何のために反対しているのだろう?」ということです。演説の中で金沢の主婦の話、政治家達に議論や行動を起こす内容は出てくるものの、彼個人の想いや意見は殆ど出てこない。


そして、政治家に派や党としての政治家ではなく個の政治家であることを望むとの発言もあったが、彼が所属しているSEALDsだって立派な派閥ではないだろうか?個の意見を持ちそれを主張する場は選挙という形で十分に用意されています。むしろその選挙にも行かず、無投票を繰り返すこと自体、政治に関する無関心の体現とも言えるだろう。


だが、彼の行動に対し私は一定の評価はできると考えている。あのような場で一民間人が主張をすることは極めて珍しいからだ。しかし逆に言えば今の日本はそれができる国なのです。かつての戦時中ではあり得ない事です。


かつての日本は軍が圧倒的な影響力を持ち、熱に浮かされた国民も増長し、結果として約300万もの犠牲を出す結果となりました。


戦局の悪化は日ごとに深刻化し、神風特別攻撃隊や桜花隊、回天隊などの特攻が行われました。彼らの殆どは国のためではなく家族や恋人の為に出撃していきました。


フランスの作家で元文化大臣のアンドレ・マルローはかつて特攻隊についてこのように述べていた以下はその一部です


「彼らには権勢欲とか名誉欲などはかけらもなかっ た。祖国を憂える貴い熱情があるだけだった。代償を求めない純粋な行為、そこにこそ真の偉大さがあり、逆上と紙一重のファナチズムとは根本的に異質である。人間はいつでも、偉大さへの志向を失ってはならないのだ。

戦後にフランスの大臣としてはじめて日本を訪れたとき、私はそのことをとくに陛下に申し上げておいた。

フランスはデカルトを生んだ合理主義の国である。フランス人のなかには、特別特攻隊の出撃機数と戦果を比較して、こんなにすくない撃沈数なのになぜ若いいのちをと、疑問を 抱く者もいる。そういう人たちに、私はいつもいってやる。《母や姉や妻の生命が危険にさらされるとき、自分が殺られると承知で暴漢に立ち向かうのが息子の、弟の、夫の道である。愛する者が殺められるのをだまって見すごせるものだろうか?》と。私は、祖国と家族を想う一念から恐怖も生への執着もすべてを乗り越えて、 いさぎよく敵艦に体当たりをした特別特攻隊員の精神と行為のなかに男の崇高な美学を見るのである」


私は特攻を美談とする気は毛頭無いが、特攻隊員一人一人の心意気や覚悟、意志は尊敬に値するものがある。だからこそ日本は今度こそ正道を外れる訳にはいかないと考えています。今の我々の生活があるのは過去の戦没者と戦後を支えた人々の努力と結果で成り立っているということを再認識しなければならないと思っています。





私には、今の世界情勢は非常に切迫しているように思える。北朝鮮の核開発、ロシアのウクライナ問題、中国の南沙諸島での実効支配、テロリストによる人質殺害、環境保全問題など協議すべき問題は山積みだ。


今の日本にこれらの問題に対して、関係国と問題を解決するためにどのような制度が求められているかをもう一度よく考えてほしい。


私は今の自民党に票を入れたことに何の後悔もしていない。それは私がきちんと各党の公約に目を通し、演説を聞き、自分で心から信頼できると考えた結果だからだ。


勿論、現政権が誤った判断を下したとしたら私にも票を入れた有権者としての責任がある。私はその責任から逃れるつもりは無いし、どのような誹りも受ける覚悟がある。


SEALDs奥田愛基さんが「大学生の夏休みだけの活動じゃない」と発言したように、私も「何も考えずに票を入れた訳じゃない」と言いたい。
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