安保法案、16日採決が困難に
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湾岸戦争のトラウマ 安保法案に通じるだまし
自衛隊海外派遣の必要性を意味する「湾岸戦争のトラウマ(心的外傷)」。安全保障関連法案の制定を目指す安倍晋三首相も、これにとらわれている。
◆感謝広告になかった日本
トラウマの原点は一九九一年の湾岸戦争にある。イラクの侵攻から解放されたクウェートが米国の新聞に出した感謝の広告には三十の国名が並び、百三十億ドルの巨費を負担した「日本」の名前はなかった。日本政府の衝撃は大きかったが、間もなく政府は自衛隊海外派遣の必要性を訴えるキャッチフレーズとして使い始める。
米国が始めたイラク戦争に自衛隊を派遣するためのイラク復興支援特別措置法を審議した二〇〇三年六月の衆院特別委員会。当時の石破茂防衛庁長官は「湾岸戦争から学んだものは、やはり、お金だけでは責任を果たしたことにはならない」と述べ、“トラウマ効果”を利用した。
湾岸戦争の後、衆院に初当選した安倍首相もこのトラウマを共有している。〇六年の著書「美しい国へ」では「このとき日本は、国際社会では人的貢献ぬきにしては、とても評価などされないのだ、という現実を思い知ったのである」と書いている。
なぜ、意見広告に日本の名前がなかったのだろうか。政府はこれを調べることなく、人的貢献の必要性を言いはやし、翌九二年、自衛隊を海外へ派遣する国連平和維持活動(PKO)協力法を成立させて陸上自衛隊をカンボジアに派遣した。
派遣後の九三年四月になって、政府は追加分九十億ドル(当時のレートで一兆一千七百億円)の使途を公表した。配分先のトップは米国で一兆七百九十億円、次いで英国三百九十億円と続き、肝心のクウェートへは十二カ国中、下から二番目の六億三千万円しか渡されていない。大半は戦費に回され、本来の目的である戦後復興に使われなかったのである。
◆「逆手」にとった日本政府
それだけでも感謝の広告に名前が出ない理由になり得るが、本紙の取材であらたな証言が飛び出した。湾岸戦争当時、東京駐在だったクウェート外交官で現在、政府外郭団体の代表は「あれは『多国籍軍に感謝を示そうじゃないか』と米国にいたクウェート大使が言い出した」と明かし、米国防総省に求めた多国籍軍リストがそのまま広告になったという。多国籍軍に参加していない日本の名前がないのは当たり前だったことになる。
クウェート政府に問い合わせていれば、たちまち明らかになった話だろう。解明しようとせず、「湾岸戦争のトラウマ」を逆手にとって焼け太りを図る様は、まともな政府のやることではない。
このトラウマがイメージを先行させる手法だとすれば、安倍政権下で健在である。
首相は憲法で禁じられた集団的自衛権の行使が例外的に許される「存立危機事態」の事例としてホルムズ海峡の機雷除去を挙げる。「わが国が武力行使を受けた場合と同様な深刻重大な被害が及ぶことが明らかな状況。石油が途絶え、ガスも途絶えてしまうと、厳寒の時期に生命自体が危うくなる」(七月三十日参院特別委)と「生命の危機」を強調した。
野党から、主要六カ国と核開発問題で合意したイランが機雷封鎖する前提は非現実的と指摘されようとも、また中東の石油はパイプラインを通じて海峡を通過せずに輸入できるし、日本には二百日分を超える石油備蓄があると反論されても、どこ吹く風である。
米軍の輸送艦に乗った日本人母子のポンチ絵を前に「まさに紛争国から逃れようとしているお父さんやお母さんや、おじいさんやおばあさん、子供たちかもしれない。彼らが乗っている米国の船を今、私たちは守ることができない」(一四年五月十五日の記者会見)と熱弁を振るったものの、野党からこの話のどこが「存立危機」なのかと問われた中谷元・防衛相は「邦人が乗っているかは判断の要素の一つではあるが、絶対的なものではない」(八月二十六日参院特別委)と答え、首相のパフォーマンスは足元から揺らいだ。
◆採決急がず審議で正体を
安保関連法案をめぐり、首相は「自衛隊がかつての湾岸戦争やイラク戦争での戦闘に参加するようなことはこれからも決してない」「外国を守るために日本が戦争に巻き込まれるという誤解があるが、あり得ない」と断言する。
「湾岸戦争のトラウマ」を利用し続けた政府の言葉を信用できるだろうか。国民をだましているのではないか、との疑念は国会審議を通じて、高まりつつある。政府は急ぎたいだろうが、参院では拙速な採決に走ってはならない。答弁を重ね、国民に法案の正体を説明する義務がある。
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上記は、今朝の東京新聞の社説「湾岸戦争のトラウマ 安保法案に通じるだまし」の全文である。
湾岸戦争の時、同時の米国大統領であった、パパプッシュから日本政府に派兵要請があった。それに対して当時の日本の首相であった海部俊樹は、「日本には憲法第九条があるので派兵は出来ない」と断り続けたという。
その代わり、日本場世界で一番多額の資金を出したが、米国はこのことを全く無視されてしまった。そのことが日本の外務省や防衛省の�爛肇薀Ε洵瓩砲覆辰燭箸いΑ�
今回の安保法案の本質とは何か。安倍晋三は「日本国民の生命と平穏な生活を守るため」だと繰り返しているが、アメリカのドキュメンタリー映画監督のジャン・ユンカーマン氏は「アメリカが行う他国への侵略戦争の片棒を日本に勝がされるための法案」だと語る。つまり日本が再び�狄�略国�瓩砲覆襪燭瓩遼^討世箸いΔ里任△襦�
自民党内には、「この安保法案内容が難解すぎて国民には理解できない」という声さえ上がっているという。しかし日本国民はそんなに馬鹿ではない。この法案が日本の自衛隊が米軍と一体化することによって、日本が再び�狄�略戦争を行う侵略国�瓩箸覆辰討靴泙Α△修里海箸鮟銃麒�に分かっているからこそ、これほど激しく反対運動を展開しているのだ。
湾岸戦争の�爛肇薀Ε洵瓩砲覆辰討い襪里蓮�外務省と防衛省だけであって、日本国民全員が湾岸戦争の�爛肇薀Ε洵瓩砲覆辰討い襪錣韻任呂覆ぁ�にもかかわらず、安倍晋三は日本国民全員を再び�狄�略戦争を行う侵略国�瓩忙杜�てようとしているのだ。
しかし外務省や防衛省が湾岸戦争時に負った�爛肇薀Ε洵瓩脇�本の国家としてあり方を変えてしまうだけの意味のあるトラウマだったのか。わたしにはそうだとは思えないのだが。
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