mixiユーザー(id:157948)

2015年09月11日03:56

1086 view

お荷物にしかならないイヌを助ける自衛隊

 避難せず屋根に取り残された老夫婦がイヌを大事に抱えていました。自衛隊はイヌも助けていました。
 リクツではわかるんですよね、イヌを助けるべきではないと。イヌ一匹をヘリで持ち上げて終わりじゃないわけです。運び、餌や糞便という厄介な世話をし、他の人に鳴き声や臭いの迷惑をかけないように配慮すること。それらにものすごく人の労力とかお金とかが費やされるわけです。
 平時ではなく有事の際には余計な労力を割くことは残酷な結果をもたらすかもしれません。
 はっきり言えば、人が死ぬかもしれないのです。イヌに割く時間と労力により、救助活動が遅れることは事実ですから。暗くなれば活動ができません。遅れれば今日助かる人が明日まで濁流の中に取り残されるかもしれません。イヌのために時間も労力も割くべきではありません。
 でも、イヌまで助けてくれたのを見て、嬉しく思う私がいます。あれくらいなら、老夫婦が必死に助けようとしたイヌくらい、抱え上げてほしいと思ってしまう私がいます。助けたあともお荷物にしかならないことがわかりきっていてもなお、そう思ってしまうのですよね。厄介な自分の心です。

 できれば、イヌのために命を落としたり、健康に重大な問題が発生したり、持病が悪化したりする人が一人もいませんように。



■鬼怒川決壊、12人不明 鹿沼の土砂崩れで女性死亡
(朝日新聞デジタル - 09月10日 21:42)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3610078

 台風から変わった低気圧の影響で関東や東北は10日も記録的な豪雨となった。気象庁は栃木県と茨城県に大雨特別警報を発表。茨城県常総市では、鬼怒川の堤防が決壊して濁流が住宅に流れ込み、12人が行方不明になった。栃木県鹿沼市では土砂崩れがおき、女性が死亡した。同日夜には宮城県で非常に激しい雨となり、気象庁は仙台市などに土砂災害警戒情報を発表し、警戒を呼びかけている。

 鬼怒川上流域の栃木県では10日夕までの48時間の雨量が600ミリを超え、9月の平均雨量を上回った。10日午後9時時点での48時間降水量は、栃木県日光市瀬川で605・5ミリに達したほか、同市五十里でも604・5ミリ。いずれも観測史上1位の値を更新した。茨城県でも300ミリを超える記録的な大雨になった。避難者数は、関東と東北の各県で少なくとも1万3千人に上った。

 茨城県常総市では午後0時50分、鬼怒川の堤防が66年ぶりに決壊。約6500棟がある一帯が冠水し、住宅が流され、県警などに「人が流された」との通報が相次いだ。

 常総市によると、11日午前0時までに353人から救出要請があり、うち70人がヘリなどで救助されたが、271人がまだ取り残され、12人はその後連絡が取れなくなったという。

 また、常総市で周囲の道路が冠水して孤立状態になった避難所が4カ所あり、10日午後6時までに計約810人がとどまっている。同市原宿地区の特別養護老人ホームでも入所者と職員の計81人が孤立している。

 自衛隊は10日午後8時までに常総市と結城市で計404人を救助した。

 常総市は10日未明から地区ごとに避難指示を出し始めたが、決壊した地区に発令したのは特別警報が発表された2時間45分後の午前10時半だった。指示の前段階の避難勧告も避難準備情報も出していなかった。

 朝日新聞のまとめでは、関東と東北地方で10日午後10時現在、1都4県で少なくとも14人が重軽傷を負った。栃木県鹿沼市では10日未明、住宅の裏山が崩れ、小林敏夫さん(65)方民家に土砂が流れ込み、夜に妻フミ子さん(63)が救出されたが死亡が確認された。日光市では10日午前10時半ごろ、増水した小川で清掃作業などを行っていた20代男性が排水部の土管に落ち、救出されたが意識不明の重体となっている。

 家屋の被害も相次ぎ、全半壊は少なくとも栃木県で4戸。床上浸水は茨城県122戸、栃木県34戸、埼玉県41戸などの計216戸で、床下浸水は941戸となった。土砂崩れは栃木県の28カ所が最多で、1都5県で45カ所となった。

 インフラにも大きな影響が出た。東京電力によると、10日午後4時半時点で、茨城、栃木の両県で約3千軒が停電。鬼怒川が氾濫(はんらん)した常総市内では、上空からの救助活動の安全を確保するため、付近への送電を停止。午後5時半時点で約2千軒が停電した。



(超耳)

 繰り返しますけれど。
 イヌを助けるべきではありません。お荷物にしかなりません。
 勇気をもって残酷な決断をしなければならないときというのはありますよね。今回はまさにそれだったと思います。
 イヌといえども命を見捨てること、きついです。割り切れないに決まっています。だから線引きは誰もが納得する・納得せざるをえないところでやらなくちゃいけないんです。「人命に関わるかどうか」。ラインはそこに設定するしかありません。
 イヌはお荷物です。
 他の人が救助を待っている時、もしかしたら死んでしまう人が出るかもしれない時には、やさしい気持ちでイヌを見捨てるべきなんです。
 わかっているはずなのになあー。

6 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2015年09月>
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930