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2015年09月07日09:16

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新しい学部名は、玉石混交。

大手調理師栄養学校の文化祭にいったことがあります。

有料の食事がメインの出し物でしたが、
全く評価できません。
味がまずい。給仕役の学生は壁のとことの固まって、おしゃべりに夢中。第一、化粧が濃い(化粧は、実際には濃くはないかもしれません。ピアスなどをしていなく、髪も上にあげてますが、キャバ嬢のような雰囲気だから、清潔感がないということです。)

ぼくのクラスからは、あり得ないけれど、、
誰かが、「大学行くのは止める。コックになりたい。」といったら、「××調理師専門学校は、やめろ。」
といいます。

鬼軍曹のような親方から、場合によっては出刃包丁で脅されて修行しないと、身につくはずがないからです。
ホスピタリティは、学ぶものではありません。鍛えられるもの。
名店の丁稚からスタートした方がいいでしょう。

この前、新規開店の寿司屋に友達と行ってきました、
新規開店だから、1500円のランチがあります。
お好みで食べる客がいましたが、やくざ映画の親分役が似合いそうな中年のご主人は、「この前は、ありがとうございます」とだけ声をかけます。「巨人が勝ちましたね」とか「涼しくなりましたね」すら言いません。白木のカウンターには、ネタケースもありません。ネタを記した木札がかけられているだけです。
おそらく、名だたる名店で修業した人でしょう。
名店の客は、巨人戦の話をしたり、お世辞を言われたり…ということを求めていません。

ホスピタリティーナントカ学部で、「心理学」「ホスピタリティー概論」などを学ぶとどうなるか。ぺちゃくちゃしゃべって、雰囲気を台無しにするのが、オチです。

ちょうどその際の連れの話題が、
「最近の大学の、国語科教育法が、一度も教壇に立ったことがないのが、論文を書いてコネで就任した教員が担当するケースが多く、困ったものだ。」というものでした

こういうふうに、学部名称がどう考えても有害というか、空想の産物でしかないものもあります。

論理的に破たんしているものもあります。
「国際英語学部」
インド英語やオーストラリア英語をやるのでしょうか。英語ベースのクレオール研究でしょうか。
普通の英語をやるとしたら、名称が破たんしています。

「地域学部」
これは、今までの慣例だと、地域研究のことです。イギリスだったらイギリスの政治経済歴史文化宗教…を研究する。
ところが、日本の中の地域を研究するという大学だそうです。
まあ、「地域学」というものが立ち上がりつつあるそうですが、紛らわしいですね。

今までなかったもの、「マンガ学部」ですとか、
「こども学部」(幼児教育、小児科学では掬い取れないものを掬い取ろうとしているよに感じられます)
は、よくわかります。

大学は、受験生に向けて説明責任を果たすべきでしょう。
もちろん、何のためにその学部の名称が必要なのか、社会に出てから、どう差別化できるのか。
高卒の女将や板前にいい人材が現にいます。
地方政治の素人出身の自治体の首長(医師や建築士など理系の人もいます)でも、いい首長はいますが、敢えて「地域研究」ということをやらなければならない理由は何か。

このままでは、
多くの大学が、
「…どうせ生徒不足だから、集めようとしてヘンな名前にしたんだな…」と足元を見られることになります。
まあ、実際にその通りですが。私学助成金は、僕らの税金です。



■大学の学部名、トレンドの変遷 鉱山学部からキラキラ学部ネーム 最新は「クールジャパン」
(ウィズニュース - 09月07日 07:00)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=220&from=diary&id=3603084
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