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2015年09月04日21:35

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2015東北の旅14−旧鐙屋

翌日もいい天気。
ホテルからの酒田街並み
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朝のうちに酒田街中散歩で「旧鐙屋」へ。
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廻船問屋でやたら儲けたお屋敷です。井原西鶴の『日本永代蔵』にも載ってる超お大尽。酒田にはこの他「本間家」という「本間様には及びはせぬが、せめてなりたや殿様に・・・・」と歌まで読まれる程の超お大尽・・・(諸説はあるものの、過去日本一の大地主だっだとされています)もあって、酒田港のかつての繁栄ぶりがわかります。
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この旧鐙屋は1845年(弘化2)の大火で被災した後に再建されたものですが、それが現代まで残っている貴重なものです。170年前のものなのですね。

玄関には「おしん」が。
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そう、ここは「おしん」のロケにも使われていたところなのです。

かつての日本では、こういった儲けてるお大尽は、周りの人にごちそうをしたりのもてなしを欠かさなかったといいます。また、やっぱり地域の有力者にもなってしまうのですが、町民の世話や自治に献身的に動き回ったとも言います。
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「儲けさせて頂いている」とか、商売が上手くいっているのは「おかげさま」という意識があったのですね。
今の日本は「成果主義」「能力主義」になってきてからでしょうか、儲けてるのは・・・仕事が上手くいってるのは『自分の実力の現れ』のみととらえてる人が多数を占めるようになってきていますが、ぜんぜん違います。
<strong>顧客がいて、認めてくれる人がいて、環境があって・・・ いろいろなおかげさまで暮らして行けてる</strong>のですよね。

アメリカなんかでもビル・ゲイツとか、超金持ちや儲かってる企業主は篤志家としても名を馳せていたり、社会に還元することをしています。ただの企業イメージの好感度を上げるためだけではなく。

日本ももう一度「儲かってるおかげさま」を考え直していかないといけないなー。って思います。そういう<strong>謙虚さのない奴、企業って長い間に没落零落破綻するケースが非常に多い</strong>気がします。

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