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2015年08月28日00:35

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どうして「キメラの作製が可能なiPS細胞ができるメカニズムを解明したい」のか>さらに大型動物の体内でヒト臓器を再生するといった、全く新しい再生医療技術の開発に大きく貢献するものと>

「キメラ」作るウシiPS 京大、大型哺乳類で初作製

京都新聞 8月20日(木)8時28分配信





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 異なる遺伝情報が混ざった個体「キメラ」を作る能力のあるウシiPS細胞(人工多能性幹細胞)を作ることに、京都大農学研究科の今井裕教授のグループが成功した。キメラをウシで作ったのは初めてという。米科学誌プロスワンで20日に発表する。
 受精卵(胚)の内部にiPS細胞を入れて成長させると、受精卵とiPS細胞の両方の遺伝情報を持ったキメラができる。iPS細胞を使ったキメラの作製は、マウスやラットなどでは成功しているが、ウシなどの大型哺乳類では難しいとされていた。
 グループは、ウシの羊膜に山中伸弥京大教授が見つけた四つの初期化遺伝子(山中4因子)を導入してiPS細胞を作製。この細胞ではキメラはできなかったが、自己複製を促す複数の薬剤を加えて培養すると、キメラを作れるiPS細胞へと変化した。キメラの胎児3体を実際に作り、iPS細胞が体内のあらゆる臓器に変化していることを確認したという。
 今井教授は「キメラの作製が可能なiPS細胞ができるメカニズムを解明したい」と話している。
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最終更新:8月20日(木)8時32分
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以上転載ーー
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150820-00000001-kyt-sctch


多能性幹細胞を用いてマウスの体内でラットの膵臓を作製することに成功



JST 課題解決型基礎研究の一環として、東京大学医科学研究所の中内 啓光 教授とJST 戦略的創造研究推進事業 ERATO型研究「中内幹細胞制御プロジェクト」の小林 俊寛 研究員らは、マウスの体内にラットの多能性幹細胞注1)由来の膵臓(すいぞう)を作ることに成功しました。

現在、臓器不全症の治療には臓器移植や人工臓器が主に用いられていますが、ドナー不足や生体適合性の問題など解決すべき点も多く、移植可能な臓器を患者自身の細胞から作ることは再生医療の重要な目標の1つとなっています。しかし、臓器のような三次元的な構造を生体外で再現することは極めて困難です。

本研究では、「胚盤胞補完法(はいばんほうほかんほう)注2)」という技術を用いて、マウスの体内にラットの膵臓を作製することに成功しました。具体的には、膵臓ができないように遺伝子操作したマウスの受精卵が胚盤胞(受精3〜4日後)に達した段階で、正常なラット由来の多能性幹細胞を内部に注入し、仮親の子宮へ移植しました。その結果、生まれてきたマウスの膵臓は全てラットの多能性幹細胞由来の膵臓に置き換わっていました。また、このマウスは成体にも発育し、インスリンを分泌するなど臓器としても正常に機能しました。

マウスとラットという種を超えた胚盤胞補完法に成功したことから、本研究成果を応用すれば、ヒトの臓器がどのように形成されるのか、そのメカニズムを異種動物の体内で解析することが可能になります。さらに大型動物の体内でヒト臓器を再生するといった、全く新しい再生医療技術の開発に大きく貢献するものと期待されます。

本研究は東京大学と共同で行われ、本研究成果は、2010年9月3日(米国東部時間)発行の米国科学雑誌「Cell」に掲載されます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以上転載ーー
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20100903/#zu1
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