「東京タラレバ娘」３巻　読みました。

「東京タラレバ娘」３巻、今回もエグいです。なんだろう？このエグさは？と考えてみると、やはり私には「たいして考えていなかった、勢いだけの行動のつけ」を倍返しで払わされる感じかな？でもこれをそういう生き物としてしまう開き直りが、私には１番怖いかも。開き直られると既に言葉は届かないしね。



あと東村アキコの得意技で、似たような展開を混ぜてきた（新しい男出現）のはちょっとくどいかな。
「幸せになれないなら死んでるのと一緒」という台詞があるんだが、この考え方がキツい。女子の人たちはやはり見栄も大事（男子の人たちもかなり大事なんだけど相手が特定されているんだが、女子の人はそれが目に入ってくる他人まで広がってる感じがする・・・）なんだけど、その比較対象が上を見ればきりがない。



けど、なんとなく、だけど、この漫画を楽しんでる女子の人の中にはきっと「いろいろ感情をグリグリ動かされるのが好き」という面白さを感じてる人がいると思う。男子の人は基本的に感情の起伏が少なく冷静でいられる事を好む傾向があるけど、女子の人はいろいろ動かされるのが好きなんじゃないかな？と思わせる事がある、理屈よりも。



この漫画はグダグダ続くより、スパッと切れた方が面白い気がする。８巻くらいで終われるとよいけど、結末が思いつかん。普通に「１人でも生きていける」を受け入れるか「友人同士で生活」くらいしか無い気がするけど、さすがにこの結末は漫画向きじゃないので、
やはり東村アキコとジェーン・スーの対談を望む。


まぁ、ずっと目先の事だけ、しか考えてこなかった結果なんで、今も目先の事だけ考えてても一緒だよな。巻末マンガの最後のコマに出てくる東村アキコの仕事関係の２人組の女の人のセリフがヤバい。自分の責任は完全放棄で社会のせいにしてすっきり。もう絶対無理だと思うよ、こういう人。この２人組が言う「女磨き」が全然磨かれてない件も秀逸。