マンゴー騒動。

先月のこと。
知り合いから、宮崎産の高級マンゴーをいただいたので実家へ持ってまいりました。

ひとりで丸一個は無理と踏んだのでね。
実家できれいに切り分け、父・母・私の三人で適量をおいしくいただこうと。
そう思ったのです。

が。
北国生まれ北国育ちのマメシバ父母（特に母）、
マンゴーに戸惑いを隠せなかったのでしょう、こう言い放ちました。

「私いらない。食べたくない」


...長年のおつきあいで、彼女がこう言うのは想定の範囲内です。
せっかく持ってきたのに、とか
美味しいものを食べてもらおうと思って、とか
そーいう気持ちに対する配慮を求めて傷つく年頃は既に過ぎている。
わたくしマメシバ、ハイハイと聞き流して

「おっけー、んじゃ私２個食べるよ」

と食べ始めました。


...て。
マンゴーうっまーーーい！
さすが高級マンゴーって、万人受けするようにできてるのね！
食べつけない南国の果物にも関わらず、つるつる口に入っていきます。
甘みと、適度な酸味。きれいな色も食欲をそそります。


父と二人、こりゃあウマイ！と言い合っていると、
母がそろそろとやってきて見ています。

「...ひとくち食べる？」

とスプーンを渡すと素直にうなづいて、マメシバ母、初めてのマンゴーをひとくち。


「...おいしいね」


ホラ見ろ、だから最初から食べてみりゃいいのにｗ
マメシバ、ちょっと母に意地悪して
「ねーおいしいよね、でもこんないいマンゴー、自分のお金じゃ買えないから当分無理だよ」
と完食したのでした。


それから１か月。
用事があって実家へ行き、母とおしゃべりしていたところ彼女が言いました。

「そういえばね、あんたが持ってきたマンゴー、種を植えておいたら芽が出たよ」



...へっ。
あのマンゴー、私がさばいて種は捨てたはずだったけど。
拾って、植えたの？？
そ、そんなに食べたかったの...？？？


「あれって木になるのかなあ」
と言う母親に、「さ、さあ...？」と答える私でした。

翌日。
会社でその話をすると、いきなり同僚がネット検索を始めまして...

「マメシバさん、マンゴーはうまくいくと４０ｍ以上の木になるって！」
「マメシバさん、マンゴーはウルシ科植物だからかぶれるって！」
「マメシバさん、マンゴーは開花後に腐敗臭を放つってよ！」
「受粉のためにハエが寄ってくるってよ！！」


次々、ネット情報（wikiだな...）を私に提供してきました。

てかウルシ...
てかハエ...

ダメだそんな植物！


慌てて母にメールしたところ、いつもレスの遅い母から即レスで
「わかった」と返事がｗ
母のマンゴー夢、あっという間に敗れるの巻でした...。


あ、後日自分でいろいろ検索したみたところ、家庭で育てている人も結構いるみたいでした。
うまく育てる方法もあるのね


仕方ない、今度自腹で買って帰りますｗ