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2015年08月16日07:32

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「敗戦祭」

 少しイヤな言い方で、お怒りになられる方も多くいらっしゃるかもしれませんが、一方で「戦勝記念パレード」が行われているのであれば、そちら側から見れば我が国の「戦没者慰霊祭」や「70年談話」は『敗戦祭』と言うことになります。そうしてこの「敗戦祭」は「戦勝国」が作ったものではありません。私たち日本人が自ら進んで作ってきた「伝統的」なお祭りなのです。我々日本人の心の中に、『戦後』と言う区切りを設けて、自ら「敗戦国」を気持ちよく味わってきました。何と戦争と関係のない地震にまで「戦後最大の東日本大震災」とか「戦後初めての異常気象」などと言います。

 僕はこのたび「大腸癌の摘出手術」のために入院をして、20日の病院生活をして退院しました。たった20日間でしたが、上げ膳据え膳で、美人看護師に囲まれ、どんなわがままも許されました。普段は厳しい鬼嫁もグッと抑えて、やさしくふるまってくれました。めったに顔を見せない子供たちも、「親父の苦しんでいるところを見てやろう」と勝ち誇った眼で見にやってきました。お見舞いもいっぱい貰いました。これまでに味わったことの無い「幸せな時間」でした。いよいよ退院が決まると「暑い自宅に帰ると雑用が待っている。退院は嫌だなぁ」とまで思うようになりました。

 このところのニュースを見ていると、日本人全体が「敗戦後症候群」に罹っていて、「護憲病院」に入院さえしておれば、戦争で殺されずに済む。「敗戦病」に罹っていれば誰にも束縛されずに、我儘が言える。「市民派」を名乗れば「進歩的文化人」として尊敬され、「敗戦の病み上がり」のフリをすれば間違いやミスも許される。こんな「敗戦病」にドップリつかってしまえば、「辞められない、止まらない」と言う心理状況で、ひたすら「近隣諸国」に謝り、自国の領土に他国の軍隊を置いて「敗戦状況」を固定化し、「国の独立」を嫌がり、政治を「戦勝国」にゆだね、国の守りを「戦勝国」にゆだね、金儲けに専念して「戦勝国」に『上納金』を貢いで「敗戦病での入院生活」を満喫してきました。

 「敗戦病」に罹れば気楽にできます。なぜなら「弱い者」であり「被害者ズラ」できますから、「甘え」られます。そのことが日本人の「自主性」を奪いました。「戦勝国=強者」の言いなりになっていれば、穏便に済まされるからです。ところが日本が70年間も「敗戦病」で入院している間に、外界はすっかり様相が変わってしまいました。「戦勝国」は弱体化し入院している「敗戦国」の面倒を見きれなくなり、「世界の警察官アメリカ」が弱ってくると、「チンピラ=中国、韓国」がのさばりだしてきました。

 「侵略」と言う言葉は「敗戦国専用」の言葉です。戦勝国であったイギリスやフランス、スペインいやアメリカまでもアジアの国々を乗っ取りましたが「侵略した」とは言いません。「敗戦国」が「侵略」と言う罪を犯したから「謝罪」と「賠償」が求められています。何故、そうなるのか?それは日本人自身が「敗戦祭」を盛大に行い、「侵略」を認めて「謝罪」をしたがり、「敗戦祭」楽しんでいるからです。だから、日本と戦ったこともない「中華人民共和国」や「大韓民国」が「戦勝国」ズラをして、居丈高に「謝罪」や「賠償」を要求するのです。

 誤解しないでください。日本は戦前から「民主主義」「法の支配」「積極的平和」「基本的人権」を守る国だったのであって、戦後「法の支配」を破壊して「左翼破壊活動」や「在日朝鮮人の跋扈」を許したのはアメリカなんです。日本人は勝手に卑屈になって、モミ手で謝れば相手に許されると誤解していますが、そんな卑屈な日本人は世界の笑いうものにしかなっていません。パールハーバーの「戦争記念館」に書かれていることは、「日本軍の真珠湾攻撃は誠に素晴らしいもので、アメリカ軍の被害は甚大なものであった。この戦いで初めて『空軍の重要性』を教えられた。それを克服することで初めてアメリカは戦争の勝てた」と書かれています。

 また会田雄次著の「アーロン収容所」に記事では、日本軍の将校が「日本が戦争を起こして申し訳ないことであった」と謝罪したのに対して、イギリス軍中尉は「我々は我々の祖国の行動を正しいと思って戦った。君たちも自分の国が正しいと思って戦ったのだろう。負けたらすぐに悪かったと本当に思うほどその信念は頼りなかったのか。それとも主人の命令だったから悪いと知りつつ戦ったのか。負けたらすぐに勝者のご機嫌をとるのか。そういう人は奴隷であってサムライではない。我々は多くの戦友をこのビルマ戦線で失った。私は彼らが奴隷と戦って死んだとは思いたくない。私たちは日本のサムライと戦って勝ったことを誇りにしたい。情けないことを言うてくれるな」と言われたと書いてあります。

 戦後70年を経て、「戦後」と言うベールを脱いで初めて「今日の現実」が見えてくるのではないかと思います。本当に日本が「敗戦症候群」から抜け出し、「戦後病」から退院すれば、「70年談話」など必要ないでしょう。

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