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2015年08月13日18:32

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今はもう21世紀だぞ

■ロボットのヒッチハイク旅が最悪の結末に! 今後どうなる「人とロボットの関係」
(おたぽる - 08月13日 15:10)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=178&from=diary&id=3564697


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「やあ、行き倒れだよ。今日はこれを取り上げよう。」


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「ロボットと人間の距離がだんだん近づいていますね。でもこのタイトルの意味は?」


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「そのままの意味だよ。ロボットは人間に無害で、人を幸せにしてくれる無垢な存在だから仲良く付き合いましょうという幻想が見られる時期はもう終わっているんだよ。」


ここからちょいと長い御伽話です


経済とはなんでしょう
なんで私達はお金と言う紙切れを持っていないとならないのでしょう
世の中がなぜ働かないといけないというシステムになっていったのでしょう


現在、世界を動かしている経済は、労働に参加することでお金を得、そのお金を貯金して、欲しいものを買ったり国に税金を払ったりする。そのお金は血液のように循環し、国そのものを回す。やがてその使ったお金は支払った人の元に幾ばくか戻ってくる・・・こんな感じです


そうです。お金がないとまず個人は生きていけませんし、生きている場所である国が貧困になれば日常すら保障されません。だからお金を入手せねばなりませんし、国に参加しなければなりません。経済とは国と言うシステムに参加することなのです


で、お金がないと生きていくことも参加することも出来ませんので、どこかから入手せねばなりません
お金だけ回していても、それがただの紙切れならなんの意味もありません


そこで国も他の国と自分のところで作った製品を売ったり買ったりしています
それで国も他国からお金をもらっています
他国から物を買うには紙切れをお金と言う価値を持っているものだと相手に認識してもらわなければなりません
そこでこの売る製品を国民に作ってもらいます
作るのに参加した人に国はお金をあげることにしました
でも作ったものを国外にばかり売っていては手元に何も残りませんし生きていけないことに気が付きます
そこで国民も自分で欲しいものも作ることにしました


すると欲しいものによって作る製品の内容が違ってきますよね
するとたくさんの職種が出来ます
その職種の人達が集まって会社という組織を作りだします
国も働いている人達1人1人にお金をあげるより、会社と言う組織に代行してもらった方がお金を渡す手間も楽になります
人々は自分の作りたいものや、憧れの職種を選択出来るようになりました
上手にお金を工面して力を持った人達は好みの会社を支えるスポンサーになったり、国を陰から動かすようになっていきます


しかし、人は気づきます
大勢の人を集めれば確かにとてつもないものを作り出すことは出来ますが、毎回大勢集められるわけではありません
ひとりひとりの人間が高い能力を持っているわけではありません
大勢の人間にお金をあげるより、少ない数の人間にお金をあげるだけで済む方が会社も維持出来ます
働いている時間以外食って寝るだけだと、自分達の欲しいものを買うことも出来ません
労働後は疲れていますし、まず、その負担が軽くなれば、その労働時間が短くなれば、もっと文化的な暮らしが出来るようになるのではないか
便利な道具を作り出してきても限界が見えて来ていました
そこで人間のかわりに文句も言わず働いてくれる存在がいればと夢を抱くようになりました
それが「ロボット」
ロボットとは奴隷と労働と言う言葉が混ざって出来た造語です


それから時は過ぎ、ロボットは実現しました
ロボットは確かに人々の労働の負担を軽くしてくれました
ロボットと人間は良い関係になれる、友達になれると思う人々が増えました
しかし、負担を軽くするだけにとどまらないほど性能が向上するにすれ、むしろ人々から労働を奪うようになりました
例えば10人で動いている工場があるとします
10人の負担を軽くするため、工場長はロボットを導入します
ところがそのロボットは実に6人分の労働力を発揮してしまいました
工場長は考えます
10人+ロボットの体制を維持するメリットはないと
工場長は10人の仕事の能力をロボットに判定してもらい、低い5人に会社を去ってもらいました
すると面白いように会社は儲かるようになりました
作っていた製品を安くしても儲けたお金から考えればそれほど痛みはありません
残した5人には賃金を弾むことにしました
安くしたことで他社の同類の製品より売れるようになり競争力も伸びました


辞めさせられた5人は今のままではまずいと新しい働ける場所を探しましたが、むしろ似たように会社から追い出された人達が既に世にあふれかえっていたのです
ひとつの会社の成功例を聞きつけ、他の会社も同じことをしていたのです
そういった会社ばかりになると安くしたからと言って他社より製品が売れるわけではない世の中になっていきました


気が付けば人を辞めさせすぎて労働力不足に陥っている会社、必要以上に価格を下げ過ぎて品質低下しすぎた製品、国レベルの内紛、戦争、経済崩壊などが地球上にたくさん起きていたのです


実はロボットと言う概念が生まれた当時に「ロボットは人に脅威の存在になるだろう」と言う演劇が披露されたそうです
ロボットと言う言葉を生み出し、その演劇を作り出した当人は予言者だったのでしょうか?


研究室の外に余り出ない、見ようともしないロボットの制作者達や科学者達は今日も明るい夢を見ています


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「いやな御伽話ですねぇ。」


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「人の良心を試したいならぬいぐるみや人形でやれ。今の時代は麻薬や爆弾の運び屋に仕立て上げられる可能性もあると考える人もいるから、むしろこういうのはしないほうがいい。」


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「ロボットに憎しみ抱く人も今の時代にはいる。今のところ、人間のように自律的に行動したり会話するロボットは人間がごっこ遊びに付き合うようにすれば友達になれる無害な存在だ。ただ、それに毎回付き合おうとすれば人間は疲れても来るだろう。なんとなく役に立つくらいに留めておけば人間との良い関係は続くだろう。それ以上を望めばやがて人間が憎む対象になるだろうし、人間を憎むべきものとロボットが認識する時代も来るだろうね。」


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「つまりは今の経済の仕組みのままでは人とロボットは友達になれないと」


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「肯定」


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「ホリエもんがロボットなんて役に立たないと言ってるうちは安全・・・」


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「確かにホリエもんが役に立つと言い始めたらやばいな」

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