親殺し
子どもへの虐待事件
子どもの自殺
凶悪事件の増加
これらは戦後教育の弊害だと指摘する識者がいます。
大半は高齢者ですが
そして戦前を懐かしみ
当時の教育や習慣に戻すべきと主張します。
たとえば昔のように
朝食は家族全員そろうことが大切。
ある人はカミナリ親父の威厳を復活させるべきなど。
それらをおろそかにするから
社会も崩れるのだと。
私はそのような尤もらしい意見を聞くと
吐き気と
嫌悪感が沸きます。
たしかに家族の絆、愛情は大事。
だからといって
古き昔は
何でも佳い時代だったのでしょうか。
その時代には
家庭が平和でありながら
偽善がなかったのでしょうか?
妻は夫のパワハラに耐え忍び
自分を殺していたのではないでしょうか。
娘は親の言いつけに逆らえず
好きでもない男の嫁になったのでは?
教育勅語や
戦争に反対しても意見が言えなかったのでは?
戦前教育こそ弊害が多すぎます。
もっとも現代人は既に戦後生まれが多くなり
戦前の価値観を讃える声も小さくなっていますが・・・
終戦記念日は国民全体が
むしろ戦前教育の危険性を
知る機会ではないでしょうか。
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