mixiユーザー(id:6581993)

2015年08月10日00:25

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【週末読書】ネオ東京裁判〜掟破りの逆15年戦争〜

ネオ東京裁判
http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=6581993&id=3669192


歴史にifはない、とはよく言いますが、この本は“if”でできていますw


この本は「どうやったら大日本帝国の滅亡を防げたのか」ということを前提として、ポツダム宣言受諾の1945年から遡り、どこまで遡ったら滅亡を免れるのか、ということを検証した本です。


当然ながら始まりは1945年、ポツダム宣言から始まります。当時の首相は鈴木貫太郎。もうどうやっても大日本帝国滅亡待ったなし、です。
その時の国家財政における軍事費の割合はなんと72.6%。前年の1944年は85.3%という恐ろしい数字になっています。1945年が70%台なのは、8月に戦争が終わったので、それで減っているだけなんですねえ・・・なんて恐ろしいげっそり


これはもう無理・・・ということで段々遡っていくのですが、ミッドウェーまで遡っても、ガダルカナルまで遡っても、パールハーバーまで遡っても、当時の内閣の閣僚の顔を見てるとなんかもう責任感はないし、お役所仕事だし、バクチで変なとこ行って部下いっぱい死なせてしまったりとか、もうロクな人が残っていません・・・。
軍事費も70%越えが普通で、国民は増税による増税、インフレによる物価高騰に耐えている状況です。


で、結局結論は満州事変です。ここまでならまだやり直しはきく・・ということなのですが、歴史をなぞると、のちに近衛が出てきたり近衛が出てきたり近衛が出てきたりすることを考えるとなあ〜・・・。


この本、もとはyoutubeでやっていた対談番組でした。
わかりやすいし面白いので、オススメです。


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