■国民的アニメは「専業主婦」ばかり なぜ「共働き」家族アニメがこんなにも少ないのか
(キャリコネ - 08月02日 18:00)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=3546805
異論、反論、ありそうだけど、日本には「専業主婦」(英語で言うところの、ハウスキーパー)という”特殊職業”がある。
イギリスなら、かつては一部で専業化されていた 家政全般から乳母、育児、教育、冠婚葬祭の手配、病者や障害者の介護といった、国家資格はないけど ほぼ その一家に関わるであろう雑事一切を任される、無償行為の事を指すらしい。
※女性なら、”家政婦長”、男性で言うと、”執事”という職業で知られている。
他方、昔から、職業婦人として 公僕から、研究職、企業人、短期契約の補助従業員などの男性と同格で働く職業もあれば 女性にしか 勤まらないと思われていた専門職業もある。
保育、看護、教育補助、中には、性的サービスに携わる娯楽産業の専業従事者も含まれる。
そういう多種多様な職業を全て含めて、リアルにアニメで再現しきれている作品も、少ないと思われてるけど、少なくとも、”家族の典型”を描くことが主体になってるアニメでは、主人公である「こども」の親の職業など、あまり事細かに説明されないのが、ほとんどなので、総称して「専業主婦」という、なぞの肩書きで登場しやすい。
彼女らは、たとえ 家制専門教育を受けた事がなくても、何らかの職業に従事して 雇われた経験がなくとも、ニートとも無職とも、表示されない。
かつての日本では、家族と同居する未婚の女性には、”家事手伝い”または”家事見習い”といった通称まで、まかり通っていた時代もあった。
不思議な事に、女性とは、生まれてから死ぬまで、それほどまでに「家」に縛られる存在だったのだ。
あたかも家父長制度における、暗黙の了解だった ”長男は、将来 家を継ぐもの、家族を養うもの”、といった長男と変わらぬほどの重圧、肩身の狭さ、息苦しさだ。
家の中に常にいて、必要に応じて、いつでも主人公の脇役を務めなければならないから、「常時、家にいることはできない 職業を持つ人」人物としては、描かれてないのだろう。
そもそも、家の中で起きる 家族の日常的な出来事を題材に扱ってるアニメにおいては、不要な設定だ。
あくまで、”家事従事者”という ひと括りの呼ばれ方はするが、裏方の役目は与えられた、実質的な家計管理者のように思える。
ウチにも一人いるから、そう思うだけかもしれないけど。
本来なら、こういう人を一人雇うとすれば、いくらくらいの年収(&源泉徴収)になるのだろうか。
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