mixiユーザー(id:565840)

2015年08月03日03:13

197 view

無職、とは書かれない 特殊職業

■国民的アニメは「専業主婦」ばかり なぜ「共働き」家族アニメがこんなにも少ないのか
(キャリコネ - 08月02日 18:00)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=3546805 

 異論、反論、ありそうだけど、日本には「専業主婦」(英語で言うところの、ハウスキーパー)という”特殊職業”がある。

 イギリスなら、かつては一部で専業化されていた 家政全般から乳母、育児、教育、冠婚葬祭の手配、病者や障害者の介護といった、国家資格はないけど ほぼ その一家に関わるであろう雑事一切を任される、無償行為の事を指すらしい。

 ※女性なら、”家政婦長”、男性で言うと、”執事”という職業で知られている。

 他方、昔から、職業婦人として 公僕から、研究職、企業人、短期契約の補助従業員などの男性と同格で働く職業もあれば 女性にしか 勤まらないと思われていた専門職業もある。

 保育、看護、教育補助、中には、性的サービスに携わる娯楽産業の専業従事者も含まれる。

 そういう多種多様な職業を全て含めて、リアルにアニメで再現しきれている作品も、少ないと思われてるけど、少なくとも、”家族の典型”を描くことが主体になってるアニメでは、主人公である「こども」の親の職業など、あまり事細かに説明されないのが、ほとんどなので、総称して「専業主婦」という、なぞの肩書きで登場しやすい。

 彼女らは、たとえ 家制専門教育を受けた事がなくても、何らかの職業に従事して 雇われた経験がなくとも、ニートとも無職とも、表示されない。

 かつての日本では、家族と同居する未婚の女性には、”家事手伝い”または”家事見習い”といった通称まで、まかり通っていた時代もあった。

 不思議な事に、女性とは、生まれてから死ぬまで、それほどまでに「家」に縛られる存在だったのだ。

 あたかも家父長制度における、暗黙の了解だった ”長男は、将来 家を継ぐもの、家族を養うもの”、といった長男と変わらぬほどの重圧、肩身の狭さ、息苦しさだ。

 家の中に常にいて、必要に応じて、いつでも主人公の脇役を務めなければならないから、「常時、家にいることはできない 職業を持つ人」人物としては、描かれてないのだろう。

 そもそも、家の中で起きる 家族の日常的な出来事を題材に扱ってるアニメにおいては、不要な設定だ。

 あくまで、”家事従事者”という ひと括りの呼ばれ方はするが、裏方の役目は与えられた、実質的な家計管理者のように思える。

 ウチにも一人いるから、そう思うだけかもしれないけど。

 本来なら、こういう人を一人雇うとすれば、いくらくらいの年収(&源泉徴収)になるのだろうか。
2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2015年08月>
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     

最近の日記

もっと見る