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2015年08月01日07:18

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大東亜戦争終結に関する詔書、現代語訳

私は、深く世界の大勢と帝国の現状を考えて、
特別な方法でこの事態を収拾しようと思い、
ここに忠義を持った国民に告げます。
私は帝国政府に米・英・支那・ソ連の4国に対して
ポツダム共同宣言を受諾することを通告させました。

もともと帝国臣民の安全と世界の共存を共にすることは、
わが歴代天皇の残した教えで、私も大切にしていることです。
アメリカやイギリスと戦争をしたのも、日本の自立をアジアの平和を願うからであり、
もともと他国の主権を侵したり、領土に侵入することは私の気持ちではありません。

開戦以来すでに4年経ち、わが陸海軍の将兵が勇ましく戦い、
役人たちが懸命に働き、一億の国民が力を尽くし、
それぞれ最善を尽くしたにもかかわらず、戦局は必ずしも好転しません。
世界の体勢もまた、我々に利がないことを示しています。
その上、敵は新たに残虐な爆弾を使用して、
罪のない人たちを殺傷し、その痛ましい被害ははかりしれません。
このまま戦争を続ければ最後にわが民族が滅亡するだけでなく、
人類の文明をも破壊するでしょう。
もしそうなれば、一億の国民を預かっている私としてどうやって
わが歴代天皇の霊に謝ることができましょう。

このことが、私が帝国政府に対し共同宣言に応じさせるに至った理由です。

私は、日本とともにアジアの解放に協力した国々に
申し訳なく思わずにはいられません。
帝国臣民で、戦地で死んだり戦場で命を落とした人々と、
その遺族のことを思うと悲しみで心が張り裂ける思いです。
また、戦傷を負い、災禍で家業を失った人々についても
私は大変心配しています。

これから帝国が受けるであろう苦しみは、大変なものがあると思います。
国民の口惜しい気持ちは私がよく知っています。
しかし私は時運に従って、堪え難きを耐え、忍びがたきを忍んで、
後の世のために平和をもたらしたいと思っているのです。

私はここに、国体を護ることが出来たので、
忠義で善良な国民の真心に信頼を寄せ、いつも国民と一緒にいます。
感情のままにみだりに事件を起こしたり、国民同士が争って時勢を乱して
そのために道を誤って世界の信用を失うことは、私が最も戒めるところです。
国を上げて子孫に伝え、神国の不滅を信じ、
任務は重く道は遠いことを思い、将来の国の再建に向けて総力をあげ、
道義を厚くして志しを堅くして、日本のすぐれたところを更にたかめ、
世界の進歩に遅れないよう決意すべきです。

国民よ、私の気持ちを汲んで、身を以て行ってください。


現代語訳、と言っていいのかちょっと迷いましたが、おいておきます。

■大東亜戦争終結に関する詔書(全文)
(時事通信社 - 08月01日 06:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3544973
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