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2015年07月30日22:29

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実は一理ある、中国の航空分析。

「空中戦力」の日中比較・・・日本にはまったく勝ち目なし=中国メディア
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=97&from=diary&id=3541097

日本も必死で配置換えなどで補正をかけてるんですが、なかなかうまくは行ってないですね。
尖閣諸島を軸に据えなくても、というか、尖閣だけが戦場になると思うのは間違っていますね。
どっちかが尖閣を占領して「はい占領、これで勝ち」なんてのを認めるわけがないので、
必ず基地攻撃合戦に発展するでしょうし、まともなオツムの参謀さんなら、
「どーせそうなるなら最初に奇襲攻撃で基地潰しとけばよくない?」っていうところに
気づいてしまわれるでしょうね。
日本は専守防衛を掲げていますが、航空機相手に完全に侵入を拒むのは歴史的にも難しいものです。
難しいと書くとソフトすぎるくらいで、「まず無理」と思ってください。

そうなると中国との航空戦は九州と中国沿岸部でのやり取りになりますが、
日本の九州の主要基地は那覇含め5基地程度しかありません。
記事でいう中国の27はどうも大げさすぎるとしても、
半分もあれば、一部の基地が攻撃を受けても代替がききますし、
空中パトロール(空中哨戒)などの負担も小さくてすみます。

今のスクランブルはミサイル2発で駆けつけるのでいいのですが、
制空任務として10本近いミサイルを抱えて出るようなシチュエーションでは、
時間もなく、燃料をさらに多く消費するようになるわけです。
陸上に被害を出さないようにしようと思えばある程度海上に出ての戦闘ということになり、
空中給油の暇がないインターセプト(迎撃任務)の場合には
戦闘時間の減少や、重量軽減の都合でミサイルが足りないという問題も発生してきます。
中国側は、襲撃される危険がないので毎回準備を整えて、
たっぷり空中給油をしてから攻めて来ればよろしいので、
なかなか厳しい航空戦になることが予想され
やっぱ、戦闘の手段として、敵基地攻撃は防衛のために必要だよなーと思ったり思わなかったり。

この辺は防衛省もわかってはいるので、25DMU次期戦闘機のシミュレーションでは、
速度性能を捨てて航続距離をとるべしという結果が発表されてはいます。
ただこれ、大出力エンジンのめどが立たないヨカンを取り入れている可能性もあるので、
額面通りには受け取ることはできませんけどね・・・。

日本の圧倒的なアドバンテージはAWACS、
管制官を乗せたレーダーサイトのような航空機があることですかね。
これは例えば、
「B隊! A隊の側面に敵が迫っている。回り込んで後ろから攻撃しろ!」
みたいなことができる機能が付いている飛行機のことです。
地上のレーダーでもできないことはないんですが、
飛んでいる分高い位置にあって見通しが良いのと、
空中戦をしている近くまで行って指揮できるので有利と言われています。
自衛隊はこれの優秀なやつを持っているんですが、
中国にはまだ世代遅れしかない、というのがアドバンテージだそうです。

ただね。
ものすごくざっくりと言って、高性能レーダーで見えるのは
ステルス機=50km、
準ステルス機=100km
ステルスじゃない戦闘機=200km
くらいだと言われています。
敵の戦闘機がレーダーに向かってまっすぐに突っ込んでくると、(超音速じゃなくても)
それぞれ1分、2分、4分くらいで到達してしまいます。
燃料使ってアフターバーナーをかけると、だいたい半分くらいに縮みます。
しかも、50km先からなら一部の空対空ミサイルは15秒くらいで届いてしまうので、
相手のステルス機が迫っていると、大型機であるAWACSは気づかないまま撃たれるか、
気づいた直後には死地に入ってる可能性があるわけです。
相手側も、AWACSを見つければ(電波を出しているので常時バレてる)、
あの手この手で抹殺しようとしてきますしね。
こうなってくるとどこまで有効性があるか、
実戦経験がない以上はなかなか楽観視はできないかもしれませんよ。


中国はここ50年くらい、軍用機のエンジンの生産がうまくいかずに困っていて、
それを理由に中国の戦闘機なんか!みたいなことを言う人もいます。
ただ、基礎部分はできている(一応超音速で戦闘機を飛ばせる)以上、
あまり舐めた目で見るのはやめたほうが吉かと思います。
そもそも、どうも最近の空中戦は遠距離化が進んでいるせいで800km/hも出ていればなんとかなりそうな気配ですしね。
ほとんどのケースで、超音速以下でミサイルを発射しているという意味です。


なんにせよ、近代戦は航空基地・レーダー基地への奇襲攻撃に始まり、
ほとんどの場合は成功して一方的に航空優勢を得て、
戦争自体も勝利をする、というケースが増えています。
油断は禁物です。


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