ご飯に牛乳は合わないという理由で、一部の自治体で、給食でご飯が出る時は牛乳をやめるという動きがあるようで、こういう流れは場合によって全国的なものになるかもしれません。
しかし、合わないという理由で、牛乳を出さなくする必要があるのかどうか、個人的に少し思うところがあります。
ご飯と牛乳が合わないというのは事実かもしれませんが、そもそも給食というのは、バランスの取れた食事をさせることが第一義であるはずであり、美味しさは元より、牛乳と合うとか合わないとかはあまり問題にならないような気がします。
仮に合わないとしても、それが後々になって思い出となり、同窓会などで「ご飯と牛乳合わなかったよね。」と言い合ったりして、盛り上がったりすることにこそ、学校という場の醍醐味があるはずです。
あまり美味しくない給食であっても、先生から食べなさいと言われたり、友達と一緒だからこそ食べられる部分もあるのに、そういう学校でしか経験できないようなハードルをいたずらに下げるのは、あまり良い傾向とは思えません。
かく言う僕自身、今だに毎日昼食には牛乳を飲んでおり、今夏期講習真っ只中で、毎日おにぎり２つとパックの牛乳をコンビニで買って出勤します。
食事と一緒に牛乳を飲むと、腹持ちが圧倒的に違い、これは一昔前に流行った低インシュリンダイエットの本にも詳しく書いてありますし、毎日そうしていれば、合うとか合わないとかは慣れてしまってあまり気にならなくもなります。
小学生や中学生にとっても、給食で牛乳を飲んでおいた方が、お腹がさほど減らずに午後からも頑張れるはずなのです。
牛乳にご飯が合うとか合わないとかを言い出しているのは、もちろん子供ではなく、一部の大人達です。
そういう大人達のために、子供達が将来同窓会で話のタネが減り、元より午後早くお腹が空いて来てしまうようなことがあれば、それこそ本末転倒です。
そんな余計なことではなく、もっと子供達のために考えてあげるべきことは、本当はいくらでもあるはずです。
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