仕事帰りに吉野家に行ったら中国人家族が3組、欧米系のひとが1人。日本人は私だけ。
いくら待っても注文に来ないので、観察していると、1組の中国人家族が中国語で「これはないの?」と尋ねても店員は「ノー、ノー、ノー」の繰り返しで、まったくかみ合ってません。
このまま静観していても私のところに注文がくるのはいつになるか分かりません。
仕方ないので私の錆び付いた中国語で通訳することにしました。
中国人は中国語で「メニューを指指しながらこれ(焼肉)はないの?」と聞いているのに、店員は「ノー、ノー、ノー」の繰り返し。
「彼らは焼肉がないのかと聞いているのに、ノー、ノー、ノーとはないということか?」
と店員に聞くと「いいえあります。焼くのに時間がかかるのです」というではありませんか。
それを彼らに通訳して伝えると「どのくらい時間がかかるの?」と私に聞いて来ました。
それを店員に伝えると「30分くらいかかる」とのことなので、また通訳して彼らに伝えると、「じゃあいいです」と言うことになりました。
彼らから中国語でメニューを見ながら「どれがあるのですか」と聞かれたので、店員に確認して、「これとこれ以外はあるそうです。」と通訳しようやく「牛丼・味噌汁・漬物セット」「玉子セット」「キムチセット」を注文してメデタシメデタシ。
そのあと私の注文もできて、私もメデタシメデタシ。
食べながらお話しをしたら、家族で福建省から観光に来たそうです。
「あなたは中国に行ったことありますか?」と聞かれたので、「しばしば行ってました」「北京・上海・広州・重慶・東北地方などいろいろなところへ行きました。」と答えると嬉しそうでした。
帰り際に彼らから「謝謝!(ありがとう)」、私から「再見!一路平安!(さよなら、お気をつけて)」とことばを交わして、吉野家を後にしました。
中国業務から足を洗って久しいので、中国語で話すのはとても面倒なのですが、錆び付いた中国語でも人助けができて喜んでもらえたのは良かったです。
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