毎年恒例の北岳
毎年恒例の北岳。キタダケソウを見に行くのが主な
目的だが北岳バットレスなどの山岳写真を撮るのも
毎回楽しみだ。
今回D810を初めて実践投入。レンズは24−120、
14−24、80−400にサブでD7000を持って行く。
結構ずっしりくる重量^^;; 水分は3L用意。
月曜は休めないので日帰りで結構忙しい歩きになりそう。
山頂にはこだわらずに折り返し時間を設定して行く。
芦安の駐車場に4時頃に着くとバス停前はもう満車に
近かった。相変わらずの賑わい。登山者以外に
釣り師も結構いる。駐車場には新しいトイレが出来
ていた。建物の中に入ると簡易トイレが設置してある
のが珍しい。
今日の予報はこの時期珍しく晴れだ。前日まで予報は
めまぐるしく変わって好転し急遽前の晩に北岳に来る事を
決めた。毎年広河原までの道路の開通状況と天気に
キタダケソウの開花の様子などいくつもハードルがあるの
にももう慣れた(笑)
大樺沢沿いの登山道にはバイケイソウ、イチリンソウ
ミヤマハナシノブ、クモマナズナなどが咲いている。
雪が多い年は左岸のガレ場を越えた後に沢を越える
あたりから雪渓があり、迷っている人も多いが今年は
全くなく橋もある。二俣まで来るとミヤマハナシノブと
タカネグンナイフウロの共演となる^^
歩き慣れたルートも今までと違うカメラ&レンズを通して
見ると新鮮^^ やはり広角を多用してしまう(笑)
上部二俣の安全地帯で去年と同じくゆきうさ作成。
ここから左の沢に入るが雪が消えかかっていて上から
降りてくる人が落石を起こしやすいので注意。
小尾根に取り付くと岳樺の新緑が美しい。
18の頃にここに来て以来毎回逆光に輝く新緑を撮って
いるが今回やっと納得出来る露出で撮れた様な?
八本歯のコルからは珍しく間ノ岳、農鳥岳がすっきり
見えている。いつもはこの時間帯になるとガスが湧いて
来て見えない事が多い。この辺りはハクサンイチゲが
満開。トラバース道行くか迷うが天気がいいので山頂
経由で御池に下山する事にしてキタダケソウは吊尾根
分岐付近のを探してみる事にする。小太郎尾根の
雷鳥も確認したかった事もある。
しかしキタダケソウは跡形もなく終わっていて一株
だけ遠くに萎れそうなのが見えただけであった^^;;
少し心配なのは花の後に実になったものがありそう
なのに花柄から上が切れているものが多数。
鹿か何かかの食害であろうか?
今年の雪解けが早くキタダケソウは6月の頭頃から
咲いているとの情報もあり諦めていたが一株だけでも
見られたので良しとしよう。それよりも最高の天気に
他の花々をたくさん新機材で撮ることが出来た事に
満足であった^^ ちなみにトラバース道には綺麗な
状態の株があった様である。
時計見ると帰りのバスに間に合うか心配になって
来たので山頂滞在時間3分(笑)
肩の小屋も通過であった^^;; 仙丈ヶ岳や甲斐駒ヶ岳
も綺麗に見えているので小太郎尾根の稜線歩きは
爽快である。常に時計見ながらであるが。
小太郎尾根ではもう雷鳥が見られないと去年秋に
話題になったので確認したかったがこの快晴では
どこかに隠れているのだと思いたい。
稜線直下にはいつものショウジョウバカマ^^
そしてハイマツの下にはいつものサンカヨウ^^毎年
同じ位置にちゃんと咲いているのは嬉しい。
右俣への分岐周辺はシナノキンバイが咲き始めて
いる。鹿除けネットの内側と外側であまり変わらず
に咲いているのを見てとれて嬉しくなった。
白峰御池に来る頃には時間的にも余裕が出てきて
やっと休憩(笑) 冷たい湧き水で顔を洗ってすっきり
さっぱり^^ ここの水は美味しい!
去年はここに泊まって翌朝一番で下山、そのまま
仕事に行ったのだった(爆)
下山16時。何とか最終バスには間に合った。
しかし山梨交通のバス2台に乗り切れず出入り口の
段差まで人を入れてすし詰め状態のまま1時間たち
っぱなちはきつかった^^;; 乗り合いタクシーは1台
しかいないのは何か理由があるのだろうか?
日帰りは今回で止めにして最終バスは使わない
事を学習したのだった(笑)
下山しても北岳が見えたのは何年ぶりだろうか?
一日中晴れだったのは珍しい。
帰りは甲府にある山の店「エルク」さんに立ち寄り
7/1から始まる写真展に必用な額を置いて
来た関係で温泉は韮崎市にあるゆーぷるへ・・・
来年のキタダケソウはどうかな?
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