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2015年07月16日18:09

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つかの間の夢  食事

明日は、フェーン現象で、猛暑になるらしい。
6時の時点で、こちら風も雨も無い。


            食事
「涼、腹減ったよぉ〜」
「俺だって、そうだ」
「何とかしてよ、男でしょう」
「男、女、関係あるか」
涼が入り口のドアを開けて様子を伺う。
「おい、テーブルの上に何かご馳走があるぞ」
「ほんと」
「ともかく、行こう」
考える事は、同じらしくテーブルに早々とついている男女が居る。
テーブルをぐるりと回り食べられそうな所に座る。
「ともかく食おうぜ」
黙々と食べる2人。
それを見たのか、それぞれがテーブルについて黙々と食べる。
「美味しい〜」
と言うのが、アチコチで聞こえる。
「何で言葉が解るんだよ」
「知らないわよ」
「そんな事は、攫って来た奴に言いなよ」
涼が前に座っている、おっぱいが4つの女に聞く。
「すいません、此処は、何処なんでしょう?」
「私達も解らないの」
「突然、攫われて、気がついたら、此処に居たの」
「俺達もだ」と鬼が答える。
「そうか、皆、そうか」
「ところで、あなた方は、恋人かなにか?ですか」
「えぇ、私達は、そうですけど」
「俺達もだ」と鬼が答える。
小声で
「まずい、燐香、まずいぜ、これは」
「どうして?」
「みんな、恋人の様だぜ」
「それが、どうしてまずいのよ」
「だって、そうだろ、俺達、恋人じゃないんだぞ」
「じゃ、恋人のふりしなきゃなんないの?」
「嫌だぁ〜あんたとなんか」
「ん、な事は、俺だって、そうだ」
「問題は、帰れなくなるかも知れないって事さ」
「ともかく部屋に引き上げましょうよ」
「そうだな、取り敢えず、手でもつなぐか」
「嫌よ」
「そうは言っても、何処かで見てるに違いないぜ」
「仕方ない、手だけよ、他触ったりしたら、ぶん殴るからね」
「ともかく帰ろう」


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