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2015年07月16日15:58

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つかの間の夢   遭遇

午後からも雨が降る予報だが、3時を過ぎても、まだ雨は降らない。
かわりに蒸し暑い。


           遭遇
明かりのある方に行って見ると、人影が見える。
急いで駆け寄ると、逃げる。
姿を見て驚いた。
青い顔、青い腕の男女、そして離れた所には、鬼の様な顔の男女。
そして、緑色の髪におっぱいが6つもある男女、髪は黒いが、おっぱいが4つの男女。
おっぱいは、2つだが、目が複眼の男女に全身鱗の男女らしき人。
しっぽのある男女、抜けるような肌に髪が白く床まで伸ばした男女。
それぞれが、広場の隅に分散している。
広場の中央にテーブルが並んでいる。
そして、周りに建物がズラリと並んでいる。
来たはずの通路は、もう無い。
暫くすると、各建物の扉が開いた。
それぞれが、おそろ、おそろ、入り口を覗く。
見た事も無い家具が並んでいた。
涼と燐香も、かち合わない様に覗いて回る。
何軒か見て回ると1LDKの部屋があって、此処が自分たちの部屋だと解った。
「ねぇ、此処に間違い無いんだから、入ろうよ」
「待て、急ぐな、他の奴らを確認してからだ」
それぞれが、自分達の生活様式だと理解したらしいが、誰も入り口で躊躇している。
「今更、ジタバタしても始まんねぇや、入ろ」
「全く、決断が遅いんだから」
「だったら、自分が先に入れば良いだろう」
「待てって言ったのは、あんたでしょう」
「うるせー、ともかく寝る場所が出来たんだ、ゴチャゴチャ言うな」
「しかし、あいつらなんだ?、鬼まで居たぜ」
「立派な角が、あったわね」
「なんだ、角が欲しいのか?」
「欲しいわけ無いでしょう」
「昆虫は居るわ、化け物の集まりか?」
「あんたまだ解かんないの、あれは異星人よ、異星人」
「きっとアチコチの星から、わたし達の様に連れて来られたのよ」
「なんの為に」
「知るわけ無いでしょう、私が攫ったわけじゃなし」
「う〜ん、皆、男と女の様だし、何故だろう?」
「しかも、何で、お前と俺なんだ?」
「喧嘩してたの、聞いてて、仲が良いと思ったんじゃない」
「そんなのありか?」
「知るわけないでしょ」
「だよな」
「あんたの事だから、おっぱいが4つも6つもある人が居て嬉しいんじゃない」
「バカ言え」


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