八百長判定

　納得が行かなかったのは日馬富士の白星。「相手の体がすでに死んでいるから」というなら解るが、（ビデオ映像で）明らかに横綱の方が早く落ちているのに、勝負審判は「妙義龍が先に落ちており」なんて言ってた。しかも、誰が何と言おうと横綱の勝ちだ！文句あるか！と言わんばかりの、吐き捨てるような言い方だった。

　おそらく二大関が敗れ、稀勢の里もあわやという状況だったから、ここで横綱まで負けては明日からの興行に影響があると考え、日馬富士の勝ちにしたかったんだろうな。懸賞金を渡す直前まで物言いが付かないのも異常であり、ほとんどの親方はすっとぼけて横綱の勝ちにしちゃいたかったんだろうな。数年前には力士の八百長試合が問題になったけど、勝負審判まで判定操作するとは興ざめもいいところです。

　判定前には（ビデオを見て）「横綱が先に落ちている」なんて言ってた解説者も、横綱の勝ちと決まった途端、「きわどかった」とか「（取り直しでは？の質問に）ノーコメント」なんて答えていて、この変わり身の早い態度にもドッチラケ。協会の判定に「物言い」を付ける（逆らうような発言をする）のって、そんなにヤバイ事なのかな。

　まあ結びの一番でも白鵬があわやという危ない試合だったから、協会が（日馬富士の判定で）ゴリ押ししなければ、「二大関、二横綱　初日に黒星」なんて一大事になっていたかもしれないんだな。だからってそれは協会の都合であり、もちろん八百長判定は許せないけどね。

■２大関が敗れる波乱の初日　大相撲名古屋場所
(朝日新聞デジタル - 07月12日 18:22)
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