ジョージ・ミラー監督 ワーナーブラザーズ
マッドマックスから急に世紀末感が増すかなり変わった世界観です。が、非常に世界観といい、脚本といい、設定、伏線と練りに練られた完成度の高い作品でした。
2大国による戦争が起こり、石油を求めて暴走族が闊歩する暴力的な世界。その中でマックス(メル・ギブソン)は相棒の犬と共に石油を求めて愛車V8エンジン搭載の改造車を走らせているのですが・・・というのが冒頭です。
まず伏線が見事。映画の構成も素晴らしく、入れ子構造になっていて良かったです。
犬との相棒感はかなり良かったですし、キャラクターの描かれ方も素晴らしい。もう少しヒューマンガスには活躍して欲しかったですが、その分赤いモヒカンが体を張って頑張ってくれています。
また音楽も素晴らしかったですし、暴力行為の恐ろしさも伝わってきました。
ただ、アメフト経験者として、ですが、ショルダー(肩を覆うモノ)はもう少し加工して欲しかったです・・・どうしても気になってしまいます、あまりに無加工で・・・
シリアスであり、ホラーであり、爆発あり、動物ものでもあり、コメディ部分もあり、構造の面白さもある。とても荒削りな、パワフルな作品に見えますが、実に巧妙な作品でもあります。
バイクや車が好きな方にオススメ致します〜
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