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2015年07月03日23:47

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゚Д゚) < Chase (走れ!)

子どもを助けるためにターバンを脱いだ男性、家具をもらう
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=121&from=diary&id=3496956

 シーク教徒でもターバンしてない人、いっぱいいるみたいだけど…まあ、子供が助かったのならなにより。
 それよりも気になるのは、記事中の「シーア教徒でありながら」って所だけど「シーク教徒でありながら」の誤植ですかねえ。シーア派はイスラームの宗派ですけども…。
 基本、宗教ってのは原理主義ガチガチの人からものすっごくユルユルな人までいっぱいいてこそ宗教なんでないかなあ、とは思ってるから○○だから○○教徒、と簡単に言っちゃうと特にインド系なんか収集つかない事が多そうだなあ…なんて思うヨ。特に映画なんか見てると!!
 …てなわけで、みんなインド映画を見よう。うん見よう。今月発売された「チェイス!(Dhoom 3)」超オススメ!!

 …で、今回はそれとは全く関係ないけど、タイトルだけ似てる紛らわしい映画をご紹介。間違ってこっちの映画を見て「インド映画って○○」とか言うんじゃナイヨ!!わーい(嬉しい顔)


Chase (走れ!) 2010年 103分
主演 アヌージ(製作も兼任) & ユディータ・ゴースワーニ & タリーナ・パテール
監督 ジャグモーハン・ムンドゥーラ
"速く、速く走れ!!"

http://www.youtube.com/watch?v=lkYmMlhf3tE

 9月12日。ムンバイ郊外にて産業大臣ヴィシュワジート・ラーナーが殺害された。
 現場にいたランヴィール・ティヤーギー警視正は、その犯人と目される男…フリーカメラマンのソハイル・ハンサーリーの追跡を命じ、警察は激しい追跡劇の末に交通事故を起こして植物状態になったソハイルを連行する。事件の詳細を調査するために、担当警部のシッダールタ・シャルマーは、医師の勧めに従いソハイルをサターラー県パンチガニーの脳科学研究所へと秘密裏に護送。彼の病状が演技ではないかとの疑いから、研究所職員ヌープル・プラダーンに彼の診断を依頼する…。

 その頃、TVレポーターでソハイルの恋人スルビー・パテールは、結婚を控えたソハイルが失踪した上、警察が彼をテロリストとして捜査している事に驚き、独自にソハイルを探し始めるのだが…。

ED Get Set Go

https://www.youtube.com/watch?v=jSlOWMc1NkU

わーい(嬉しい顔) 日本公開された「チェイス!(原題 Dhoom 3)」とは似ても似つかない、ヒンディー語(インドの連邦公用語。主に北インド圏の言語)低予算アクション映画。企画段階のタイトルは「Begunaah」。
 「チェイス!」を見た後に、インド本国でも「Chase」ってタイトルの映画があったのか…って興味本位で見た映画ですが、そうでもなけりゃ一生見る機会もなかっただろう映画ですわなあ…。もちろん、「チェイス!」とはなんも関係ない映画ですゼ。混同しないようにw

 主役ソハイル役のアヌージ(・サクセーナ)は、1967年デリー生まれのTVドラマ俳優兼モデル兼プロデューサー兼実業家。父親が有名な製薬会社(?)の創設者で、自身もその子会社(?)の常務に就任してるそうな。自身で映画プロダクション「Maverick Productions」を立ち上げたり、レストランやスキンケア化粧品ブランドの経営もしていると言う。01〜04年のヒンディー語TVドラマ「Kkusum」で役者デビューを果たした後、06年のTVドラマ「Kulvaddhu」でプロデューサーデビュー。07年の「Red: The Dark Side」で映画デビューした。角度によってはなんとなく"冴えないアビシェーク"って感じ。
 ヒロイン ヌープル役のユディータ・ゴースワーニは、1984年ウッタラーカンド州デヘラードゥーン生まれのモデル兼女優。父親はガルワーリー系(ウッタラーカンド州ガルワーリー地方から派生した、ガルワーリー語を母語とするコミュニティ)出身で、母親はネパール系(母方の祖母は、60〜70年代にネパール首相や側近を務めたトゥルシ・ギリの姉[妹?]なんだそう)。モデル業やミュージックビデオ出演を経て、03年のジョン・エイブラハム主演作「Paap(罪)」で映画&主演デビュー。本作が11作目の映画出演作となる。13年に映画監督のモーヒト・スリーと結婚。本作では、なんとなく"げっそりしたプリヤンカ"って感じ。
 セカンドヒロインのスルビー役は、南アフリカはケープタウン出身の女優兼モデル兼プロデューサー、タリーナ・パテール。医者の父親と教員の母親の元に生まれ、薬学を学ぶためにインド留学した後、南アフリカの大学で心理学を修了し最優秀学位で卒業。その後、インドでヒンディー語と心理学を学ぶ中、06年にオマー・シャリフやピーター・オトゥール出演の米国映画「プリンセス・オブ・ペルシャ エステル勇戦記(One Night With The King)」で映画デビュー。翌07年にはヒンディー語映画「Just Married」でインド映画デビューし批評家の間で評判を呼ぶ。現在、インドの他アメリカ、イギリス、南アフリカの映画界で活躍中との事。本作では化粧のノリが、遠目にはラーニーを意識してるように見える時もあったりなかったり。

 本編開始すぐのカーチェイスシーンから、映画の基本をなぞるかのようなシークエンスが続くものの、いまいちカットが冗長だったり、カットのつながりのタイミングが妙だったり、登場人物たちの位置関係や心情の変化がぼやけてたりで「映画における、画面を見せるための段取りって大切なんだなあ」と悪い意味で感心してしまう。まあ、大半は主役ソハイル役のアヌージの演技の酷さに起因してる気もするけど(そのせいか、前半はほとんどソハイルが植物人間のままで大して演技しなくていいってのは「うまい!」って感じw)。
 2人のヒロインが無駄にボディラインのハッキリ見える衣裳でガンバってたり、無駄に胸元を開けた看護婦さんやら警部やらが右往左往してたり、犯人の追跡任務のはずが銃撃戦が始まると途端に本気で殺しに行ってたりと、ツッコんでくれ! と言わんばかりに「?」シーンが多くてもぅ。
 2時間ドラマなお話でも、最低限このくらいどんでん返しやお楽しみポイント(アクション&セクシー&コメディ)が必要なんだよって所は律儀にやってて評価ポイントではあるものの、それが全体の楽しさにつながっているかと言うと…ねえ。

挿入歌 Shaam Ki ([蛍がキラキラと瞬く時、] それは心地良い夕べ)

https://www.youtube.com/watch?v=5b-4bsp70LU


・Chaseを一言で斬る!
「TVレポーターも看護婦も警察も、そんなヒマでいいんだろうか…とか言っちゃダメかw」


・インド映画を語るなら、まずこっちから見なさい。世界的大ヒット作「チェイス! (Dhoom: 3)」はこちら
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1936245247&owner_id=3570727
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