ネトウトと嫉妬

　ＳＥＡＬｓの国会前デモとか、「戦争が怖くてふるえる」とデモを始めた19歳の女性とか。
今、若者たちがクソ安倍の戦争法案（あえて感情的にアオリ表現を使わせて頂きます。）に対して行動を起こしている。
自分の若い頃と比べて「なんて頼もしい若者たちだ」と感心しつつ、反面、若い人がこうやって政治や社会に物申さねばならない状況というのは、きな臭い時代になっている証明のようでもあって複雑な気持です。
（若者が天下国家に無関心で良い時代というのはある意味平和で豊かな時代でもあるよね）

で、予想できたとはいえ、ﾊﾞｶｳﾖどもがネットで中傷デマを流している。
ふるえるデモの女性はツイターでなりすましアカを作られて「痴漢冤罪を起こした」とか書かれて、まあ、なんてレベルの低い捏造だこと（呆）

しかし、ネトウヨが彼ら行動する若者をなぜ執拗に貶めようとするのか？
単なる思想の違い、それだけか？
それについて、ネトウヨライター「古谷経衡氏が非常にうまい事をつぶやいている。


『古谷経衡＠新刊「ネット右翼の終わり」発売
僕が何で「SEALDs」とか「ふるえる」とか「三宅洋平」あたりに違和感があるのかといえば根源的には嫉妬です。
何不自由なく青春を謳歌してきた（ように見える）者が、なおその余力で政治主張する。その余力がけしからん。僕童貞だったのに。
しかし。』

この「何不自由なく青春を謳歌」「僕童貞だったのに」
まあ、見事にストライクすぎて、まあ、この人、右からも左からも嫌われるだろうなあと^_^;

ネット「右翼」とか言うから、なんか思想があるように勘違いする人も居るけど、ネトウヨの原動力って「リア充、憎し」なんだよね、結局。
自分がもう浮かび上がれないから、自分が得するより人が損するのが嬉しい、だから、人が不幸になってくれるのを願うわけだ。
生保叩き派遣村叩き在日叩き女性叩き、これ、全部、当てはまるんだわ。

　そのあたり、古谷氏は鋭い。
　鋭いんだが、後藤さん殺害時の自己責任論批判同様、最後の詰めでまた間違ってる。

「余裕を前提にした怒りは薄い。そこに隙を感じる」

　いや、逆だと思う。

　余裕、つうとなんだが、友達も恋人も居て、金は無くてもそれなりに生活を楽しんでいるリア充な若者たちは「守るもの」があるんだ。
　非リアは、守るべきものが何も無い、無いからこそ、「国家」なんて実態の無いもの（いや、国家が実態が無いわけじゃなく彼らの中の「国家」ね）に依存する。
逆に言えば守るべきものが出来てしまったら、さっさと幻想国家なんて捨てるんだよ、つか、忘れるか。

　以前「お前らがネトウヨだったときの黒歴史をさらせ」という2ちゃんのまとめスレで
「日本の行く末を憂うより、もっとセックスしておくんだった」
という書き込みがあって、これ、結構重い言葉だなあと感じたんだ。

　…となると。

　ネトウヨを真人間にさせるのは、合コンっすかね^_^;
ま、ウヨカップルばかり出来ても病巣が深まるだけだけど(-_-;)