○錦織3−2ボレリ●(29日、男子単1回戦)
左ふくらはぎに不安を抱え、苦戦を強いられた錦織。第1セットは上々の滑り出しだったが、終盤になるにつれて左脚を気にする仕草を見せ、大事な場面で集中力も保てずにサーブにも不安定さが出た。「(けがで)練習ができていないし、悪いところを直していかないといけない」と反省が口をついた。
「第1サーブが入ると3セットで勝てるようになる」と自覚するように、サーブが攻撃のリズムをつかむ鍵になる。しかし、それも思い通りにはいかなかった。第2セットのタイブレークを失うと集中力を欠いてリズムを崩した。第1サーブが入った確率は先取した第1セットで4割、第3セット以降も5割と低調。ショットも後半になるにつれてラケットの芯で打ち返せないミスが目立った。
相手の準備が整う前に積極的にベースラインの中に入って攻める速い展開が錦織の理想型だ。テーピングを巻いて臨んだ脚の違和感はありそうだが「悪くないと思うので大丈夫」と錦織。ただ、終盤にメディカルタイムアウトを取るなど脚の状態は万全ではないだけに、極力体力を消耗しない戦いをしたいところ。修正課題に挙げた「第1サーブ」と「集中力」をどこまで取り戻せるかが鍵になりそうだ。【浅妻博之】
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