【本】

CD屋がつぶれ、本屋がなくなり、映画館が苦戦し、ケンタッキーやマキシムドパリが縮小し。
流行り廃りもあるのでしょうが、時代って移り変わっていくものですね・・・。
今は何が流行っているのだろう？そして、それはいつまで続くんでしょうね。


金曜ロードショー「アベンジャーズ」を見ました。
実を言うとアメコミはよく知らないので、彼らがそれぞれどういう背景を持っているのかわからなかったのですが。
ヒーロー集合だけど、結局は、アイアンマンと天才科学者と兵器の勝利(笑)
ハルクはあれ、正気なの？正気じゃないの？
キャプテンアメリカの強さがわからず・・・飛べないし、肉弾戦だし。ちょっと打たれ強いくらい？
人よりちょっと強い、みたいな殺し屋？二人組は何者？弓は格好良かったけど・・・。
映画「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」の二人は、本編は見ていないながら、予告編だけ見て面白そうと思っていただけに、なかなかいい兄弟でした。
異世界からの侵略者が、アニメ「ワールドトリガー」に出てくる爆撃用トリオン兵のようで、四次元キューブが、アニメ「ガンストリンガーストラトス」のエネルギーキューブそのまんまでした。
アベンジャーズはアニメのよう、って、アメコミですもんね
各キャラの背景がわかってたら、もうちょっと楽しめただろうなあ。
映画よりだいぶカットしてあるみたいなので、そこもちょっと残念でした。

先日CMで見た「バットマンVSスーパーマン」が面白そうでした。
ダークなスーパーマンとか・・・カッコイイ(笑)



先週からの読書記録。


『銀二貫 』　高田　郁

ハマった『みをつくし料理帖』の作家さん。
読んでびっくり。『みをつくし料理帖』そっくり。
舞台が江戸と大阪の違いはあるし、登場人物や展開も全く違うけれど、時代小説ながら料理の話というのがそのまんま。
焼けた天満宮再建のために集めた銀二貫で、武士の子供の命を助けた、寒天問屋の主人。
商人の下働きとして暮らし始めた子供の成長と、再度銀二貫を集めようと頑張るお話。
大阪商人らしく、銀二貫という「お金」がポイントになっていて、良く練られたお話。
しかしながら、キャラの魅力が私的に「みをつくし料理帖」の方がいいので、やっぱりそっちがオススメです。


『新世界より』　貴志　祐介

文庫で上中下巻。
超能力が発達しすぎて世界が滅びかけた後、生き残った人類達のお話。
上巻は、学園モノのような雰囲気で、世界設定の説明。
中巻は、真実を知る事によって引き起こされる歪み。
下巻は、まるで映画のような、ド派手な戦い。
主人公の女の子に腹が立ちます。こんなに足手まといで、自分勝手で、世界より自分の都合を優先しちゃうような子なのに、なんだって特別扱いされるのか、とんとわかりません。
が、周囲の魅力的な男達に励まされました。
上巻は瞬君、中巻と下巻は、鏑木さんと乾さんが素敵でした。
SFモチーフ的には、高野和明作の『ジェノサイド』と似てるかな。
考えさせられるし、ミステリー要素もあって驚きもあるし、話もなかなかに面白かったです。


『仙丹の契り』　仁木　英之

僕僕先生シリーズ８作目の最新作。
舞台は中国。仙人（女）と、弟子の薬師（男）の旅話。
穏やかで人がいいばかりの王弁君が、しっかりしてきました（笑)
ようやく恋が実ったというか、実ってないというか。
相変わらずの、ほのぼのした旅路が良かったです。