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2015年06月25日09:51

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日本一周リハビリツーリング⑬ふれあいの森円山公園キャンプ場

4/30（木）　　走行距離　234.1キロ

昨夜からの雨が少し弱まったすきを見てテントを撤収。

しかし、合羽を着ての出発となってしまいました。

BAGから顔を出しているラッキーは雨が降ると頭がびしょ濡れになってしまうのでこんな日は走りたくないのですが・・・。

日向から西都市まで私の好きな広域農道をつないで走る頃には雨がやみました。

が・・・高山温泉ドームで入浴しようとたどり着いた時から雲行きがかなり怪しくなり、温泉から上がった時には雷雨となってしまいました。

http://www.yabusamenosato.jp/onsendome.html

かなりやばい状況です。

冷たく強い風、痛いほどの雨、近くに落ちる雷・・・治まる気配がないので温泉から10キロ弱の柏原海岸の松林にあるキャンプ場に逃げ込むことにしました。

ふれあいの森円山公園キャンプ場

鹿児島県肝属郡東串良町東洲崎　0994-63-3131

役場に電話したところ、「シーズンオフなので自由に使ってかまわないのですが、草も刈っていないし、何の手入れもしていないので、あまりお勧めはしません。隣町にちゃんと管理されたキャンプ場がありますよ。」と言われました。

しかし、この嵐の中、ほぼ選択肢はありません。

「ふれあいの森丸山公園キャンプ場」と言うのはひとつのキャンプ場だと思っていましたが、実は道を挟んで一方が「ふれあいの森」で、もう一方が「円山公園」でした。

無料のキャンプ場です。

どちらも、入口はこの短い時間の集中豪雨で川のようになっていました。入って行くのが困難なので、とりあえずアスファルトの道路にバイクを停め、メットをかぶったまま合羽姿で両方のサイトを物色。

「円山公園」の方には炊事場がなかったので、「ふれあいの森」に設営することにしました。

ところどころ池のようになった濁流の砂利道を慎重にバイクで入って行き、炊事場近くにテントを張ることにしました。

小規模な炊事場には屋根がありましたが、暴風雨のため吹き込んだ雨でびしょびしょ。

思ったように作業がはかどらず。時々近くに雷が落ち、とても怖かったけれど、ラッキーが風邪をひかないように、そればかりが気になりました。

温泉からここまで、20分ほど集中豪雨に遭い、スーツケースの中にまで雨が侵入していました。さらに合羽を着ていたのに、下着までずぶ濡れ。最悪な気分。

やっとの思いでテントを建て、中に入ったらドッと疲れが・・・・。食材を買う余裕もなかったので、夕食は酒と缶詰のみ。

普通、犬は雷が苦手な動物ですが、ラッキーはどれだけ近くでゴロゴロ言っていても、シュラフに潜ってリラックスしていたので、それを見て私もなんだか安心しました。ピカッとするたびにラッキーをギュッと抱きしめて、心強い相棒に感謝。

また、役場の人も心配して、車で見に来てくれました。親切です。

トイレは漁港に向かって150メートルほどの公衆トイレを利用。

キャンプ場に外灯がなく夜は真っ暗。トイレまで遠く感じました。車いす対応のトイレも完備、綺麗に掃除されていますが、ペーパーはありませんでした。

漁港で働く人たちも使います。

雷は翌朝の4時まで続きましたが、起きた時にはすっかり良い天気になり、川のようになっていたサイトも落ち着きました。

良く見ると、奥の方に長期滞在者のブルーシートで覆われたテントがありました。

役場の人が「あまりお勧めしない。」と言った理由が解った気がしました。キャンプ場に主のような人がいることを嫌うケースは良くありますから。

まあ、私の場合は人にもよりますが、夜中まで騒ぐファミリーキャンパーよりは長期滞在者の方が付き合い易いと思うので、そこの住民としばしおしゃべり。

彼の話によると、このキャンプ場は2～3ヶ月ほど滞在する人も珍しくないそうです。

ただ、場内には長期滞在を禁止する張り紙などもあり、地元の人には嫌がられているのかもしれません。

朝、ラジオをつけると、すぐ近くの集落に避難勧告が出て、3000人以上が避難したとニュースになっていました。

一時間の雨量が128.5mmと、観測史上第一位の猛烈な雨量とのこと。

いや～本当に無事でよかった！

お天気が良かったら、お気に入りのキャンプ場になっていたと思います。漁港がすぐ近くなので、釣りなども良いし、買い物も温泉も便利です。

林の中ですが、プールや遊具があり、寂しさはあまり感じませんでした。