静岡演歌塾カラオケ大会（2回目）

2015年06月20日（土）曇り

静岡県袋井市の静岡演歌塾カラオケ大会に出た。去年はここで「井の頭線/あさみちゆき」を歌い、初めて歌唱賞って上位入賞ができた。
あの時はやっと私の歌が世間に認められる時代が来たと思った。これからはどこの大会でも上位入賞の常連になるぞ！
でもそのうち主催者に嫌がられて、方々で出入り禁止になったら困るな〜と思った。

だがそんな心配はぜんぜん不要だった(T_T)　その後も豊橋の大会では相変わらず決勝に進めず、浜松の2つの大会でも下位の賞しかもらえなかった。
あの歌唱賞は何だったの？今までたくさん出てるからまぐれで当たっただけなの？たまたまあの選曲が審査員の好みに合っただけなの？
今日は歌唱賞以上の賞がとれるかどうかに賭ける。

出場者は173名で、年代別に4部門に分けられる。AM9時30分、まずは最年長の熟年部門から審査が始まった。
その次が私のいる最年少の若年部門だ。てゆうか孫がいても若年て…どんだけ年齢レベル高いんだｗｗ
この部門は23名（男性9名、女性14名）で、歌う順番は今年は出場者の名前の50音順だ。つまり「あがた」の私が1番最初！
こりゃ不利だ(T_T)　体操でもフィギュアでも、一番最初に出てきた演技者に最高点を付ける審査員はいない。優勝はムリだ。　←　言い訳(^^ゞ

今日歌うのは「また君に恋してる/坂本冬美」。
ステージ脇で出番待ちの時、司会の女の人から「ホントに『また君に』を歌いそうな感じだね」て言われた。どーゆー意味だよｗｗ

AM11時10分、「55番、『また君に恋してる』、安形元成さ〜ん」のアナウンスでステージに進む。
昨日はLIVEDAMの「完唱!歌いきりまショー!!激辛」で3人の激辛審査員を振り切り完唱成功した。
今日は1コーラスだけなんであっけなく歌い終わった。今日の3人のリア審査員はDAMのより激辛かどうか？

PM4時頃、審査員の書いた寸評をもらった。
まずは審査委員長の作曲家・花笠　薫先生。「個性が良く出せます！サビ（後半）のメリハリをひと工夫…」だった。
ビクターの佐川浩司先生は「フレーズが理解出来ている。表現力、間(ま)、良し」。
作詞家の高柳三千子先生は「やさしい声質にマッチした楽曲いいですねぇ。サビ部分もよく伝わってきました」だった。これらの評価でどこまで行けるか？

実年部門→壮年部門と全員が歌い終わった。審査結果の発表を待つ間はゲストの歌を聴く。その中に甲斐ゆたかと言う歌手がいた。
60歳だがものすごい声量で、トランペットのような鋭い高音からサックスのような官能的な低音まで幅広く歌い分ける。さすがプロだ。
そしてシブい声での自己紹介にはグッと感動した。

歌手になりたい一心で中学卒業と同時に九州から上京、いろんな職業を転々としながら歌や音楽の勉強を重ね、3年前57歳で歌手デビューしたんだと！
なななんと！15歳から42年間も下積みしてたのだ！スゴい！！やっぱ人間は何があってもあきらめず、ひたすら夢や目標のためガンバらにゃいかん。
私は大会に出るようになってまだ5年、マラソンだって8年しかやってない。42年間に比べたらホンのかけ出しだ。私もあと30年はやるよ〜！ｗｗ

PM5時半頃、やっと審査結果の発表。下位の賞から順に発表され、私はできるだけ遅く呼んでもらえるのを待った。やがて歌唱賞で名前を呼ばれた。
ありゃ〜去年と同じだ。部門3位、総合10位となる位置付けも変わらない。ステージで賞状、時計付の盾、お米5kgを受け取った。
全部去年と同じもんだ。どーせなら盾よりカッコいいトロフィーの方がほしかった。お米5kgもいらんし、金5gでいいよ〜！
去年まではどんなに小さいトロフィーでもほしいと思ってたのにね、人間の欲望に限りはない。

先週のカラオケバトルの大会も3位だった。もっと上に行きたいのにね。嬉しさも中途半端なまま家に帰った。
でも孫に盾を持たせたら、小さな手で嬉しそうに抱え込んでくれた。それ見た時初めて、やっぱよかったなと思えた(^O^)