南九州の豪雨

この地域でいう豪雨ってヤツは東京の比じゃない。

「バケツを引っくり返した」というより「バケツの底を抜いた」ような感じだ。
車で走れば時速４０Ｋｍくらいでも視界が危うい。
まさに滝の中を走っている気にさえなる。

私が人吉市に赴任した昭和６１年年末、九州自動車道八代‐人吉間は未だ工事中であり、
熊本・八代方面からのアクセスは主に国道２１９号が経路とされていたのだが、
私が初めて人吉を訪れた時はその国道が大規模な土砂崩れで寸断されていた。

八代から国道３号線を更に南下、日奈久‐芦北を経由して県道に入り
球磨村の名所球泉洞(大規模鍾乳洞)辺りで２１９号に出るしかなかった。
蒲田行進曲に出てくる一勝地もこの近くだ。
翌６２年ＧＷ前に復旧工事が完了し開通したのも束の間、
１月足らずで再び土砂崩れが発生し通行止めになっている。

今回も道路冠水があったようだが、人吉市内の電柱には過去に発生した大水害の水位が
記録されており、その高さは優に私の身長を超えていた。

人吉で過ごした１年３ヶ月、幾度となく危うい目にはあったがとにかく無事でよかった。

■鹿児島1200ミリ超え　記録的大雨
(日本気象協会 - 06月18日 12:51)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=174&from=diary&id=3472880