最終決戦といえば,こないだログインしたら,「艦これ配信サービス終了前の最終決戦」なるイベントに遭遇したことがある.
どうやらネット環境ごと未来に飛ばされたらしい.
その未来(?)の艦これは,「運営電文」を見ると,休眠プレイヤーが多くなっており,「友達招待」機能が復活していた他に,「呼び戻し」機能もあり,呼び戻した累積人数に応じて,勲章が貰えるようになっていた.
さて,最終決戦イベントだが,海域マップはただ一つ.
イベント海域に入る時の「黒板」の説明によれば,
「遂に人類は残る総力を結集し,第3次マンハッタン計画で反陽子爆弾の開発に成功した.
深海棲艦の巣を爆破して完全に根絶すべく,反陽子爆弾を搭載した自爆用の艦を,深海棲艦の総攻撃から守り抜け!」
マップはこれまでとは打って変って,タワーディフェンス型に似た形.
中央に,反陽子爆弾を搭載した自爆用の艦が1隻固定配置されている.
いわゆる氷山空母「ハボクック」.
素の過大な耐久力に加え,スロット4つともバルジを装備した耐久力9999の化け物だ.
巣の爆破を阻止すべく,そこに深海棲艦が襲い掛かってくる.
その数,80億以上.
ハボクックが沈められたら人類の敗北でイベント終了.
イベント期間中,ハボクックを守り抜けば人類勝利.
人類側には,ここで初めて,長らくペンディングされていた「友軍艦隊」機能が実装される.
プレイヤー全員で,80億以上の敵に対抗するのだ!ということらしい.
中央マスの同心円状に,多数のマスがあって,深海棲艦は一番外側のマスから,中央マスへと進撃してくる.
進撃を食い止めるには,マスを人類側が占拠して,その先に深海棲艦を進ませないようにしなければならない.
各プレイヤーはそのマスを各自一つ,多くても2つ維持するために戦うことになる.
人類艦隊がいなくなって一定時間経つと黄色に変色(深海棲艦侵攻中マス),さらに一定時間経つと赤に変色(深海棲艦占領マス)となるらしい.
遅くともマスが黄色の段階で,誰かプレイヤーがそこに艦隊を送り込まねばならない.
けれど敵の数が多いので,深海棲艦をいくら沈めても,後から後から次々湧いて出てくる.
プレイヤー側は赤疲労艦や大破艦を撤退させ,他の艦と交代させることはできるが,やがて手駒が尽きてくる.
そして撤退,他のプレイヤーに変わってもらわねばならなくなる.
それがうまくいかなかったり,そもそも交代プレイヤーが足りなくなったりして,人類側のマスはじわじわと減ってくる.
この頃,プレイヤーの保有艦艇数は最大で1000隻くらいになっているのだが,それでもまだ手駒が足りない様子だった.
攻略動画も見てみたのだが,本来は後方支援艦種のはずの明石や報国丸・愛国丸,宗谷,機雷敷設艦「ヌスレット」や練習艦「メークロン」なんてものまで投入されていた.
それどころか,海に浮かぶ事が出来るものはすべて投入された,という設定のようで,記念艦「アウローラ」「三笠」といったところまで登場.
7.7mm機銃をたった1スロット載せただけの「ヴィクトリー」まで登場していたのには,さすがに驚いた.
このへんは,映画「バトルシップ」へのオマージュかも.
持てる艦艇を総動員なのは,深海側も同様で,最強艦「ス級」はもちろん,イ級も露払いのように夥しい数登場しては,次々沈められていた.
「ス級」の前には,大和型でも歯が立たず,超大和型,モンタナ級,H44といった艦が必要だった.
当方もためしに参加してみたが,なるほど歯が立たない.
そもそも装備が違う.
烈風満載でも制空権はとれず,ミーティアF.3やMe262Tといった装備が必要だった.
たちまち大破艦ばかりになり,1時間も持たずに撤退する羽目となった.
で,手持ちの艦艇が一隻残らず損傷状態となったことで,ログオフして寝たわけだが,一晩開けたら普通の艦これに戻っていた.
ただ,夢ではなかった証拠に,手持ちの艦艇は殆ど全部損傷したままで,また,2500を越えていたバケツも10を切っていたのだったが…
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