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2015年06月04日15:05

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トゥキュディデスの「安全保障のジレンマ」―「日米同盟の強化・深化」という�狎簑于臭瓩海修�真の「敵」なのだ

米軍普天間飛行場、辺野古移設が唯一の解決策=菅官房長官
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=52&from=diary&id=3449721

「戦後レジームからの脱却」とは何だろうかと、ふっと考えてしまうことがある。

安倍晋三が唱える「戦後レジームからの脱却」とは、GHQに押し付けられた「日本国憲法」による平和主義的体制からの脱却であり、アメリカとの�狢佚�な同盟関係�瓩旅獣曚砲曚�ならないのであろう。つまりアメリカの若者が日本のために血を流すのと同じく、アメリカのために日本の若者が血を流す、まさしく�犒譴瞭洩銑瓩海修�、安倍晋三にとっての�狢佚�な同盟関係�瓩覆里任△蹐Α�

しかしわたしが気になるのは、いつだったかの国会質疑で、日本が集団的自衛権行使容認を認められたら、「日米地位協定は廃止されるのか、少なくとも改定されるのか」という野党議員の質問に対して、安倍晋三が「日米地位協定の変更は一切考えていない」と答弁したことである。

日本の首都圏上空の航空権は米軍が握っている。だから海外から来る航空機は、首都上空を大きく迂回しなければならない。しかし世界のなかで自国の首都上空の航空権を他国の軍隊に握られているというのは、日本だけである。それだけでも日本にとっては、�犇�辱的�瓩覆海箸任△襪里法�安倍晋三にはそのようなことは�犇�辱的�瓩覆海箸世箸蝋佑┐覆い里任△蹐Α�

自国の憲法を�爐澆辰箸發覆し�法だ�瓩噺�言し、その憲法の改憲を公言するような首相が自国の首都の上空の航空権を他国の軍隊に握られても、何とも思わない。いや、世界一の軍事力を持つアメリカと同盟関係にあることこそが、日本国の安全保障そのものだと考えている。そのことは何も安倍晋三だけではない。戦後歴代政権が伝統的に受け継いできてしまった�牋�しき伝統�瓩覆里任△襦�

しかしアメリカとの同盟関係だけを大切にしていければ、日本は本当に安全なのだろうか。�狠論�学的見地�瓩�らみて、沖縄に米軍基地を集中配備することが、はたして�猴淹瀘廊瓩箸靴撞’修靴討い襪里世蹐Δ�。わたしは、ふっと豊下樽彦氏が著作である、『「尖閣問題」とは何か』のあとがきに書かれた、古代ギリシアの歴史家・トゥキュディデスの教訓がダブってくるのである。

豊下樽彦氏は、大学で担当されている国際政治学の講義をはじめにあって、古代ギリシアの歴史家トゥキュディデスの『歴史』の紹介から入ることにされているらしい。以下は、豊下樽彦氏の著作『「尖閣問題とは何か』の「あとがき」からの引用である。

この『歴史』とは紀元前五世紀に、アテナイを中心とするデロス同盟とスパルタを中心とするペロポネソス同盟との間で戦われた、古代ギリシア全域を巻き込んだペロポネソス戦争の背景と転回を実証的に描き出したもので、「国際政治分析の古典中の古典」とされる著作だそうである。問題の核心は、「ギリシャ人及び一部の民族をも巻き込んだこの戦争が何故勝機したのかという点にありトゥキュディデス、は、有力政治家や戦争の当事者たちの演説や討論、膨大な事実関係の冷静な分析を踏まえて、「もっとも真実な原因は・・・・アテナイ人が兄弟となってラケダイモン(スパルダ)人に恐怖を与え、戦争へと共生したのだと私は考える」と結論を引き出す。つまり、アテナイが戦力を強化したのに対し、それに恐怖をおぼえたスパルダが戦争に訴えた、ということなのである。とはいえアテナイの側からすれば、スパルダの強大化に恐怖して戦力の増強を図ったのであって、原因はスパルダの側にあるとの主張を展開することになる。これは、典型的な「安全保障のジレンマ」にほかならない。

それでは、元々アテナイの将軍であったトゥキュディデスが、ペロポネソス戦争を分析して、何故冷静に「安全保障のジレンマ」という本質問題を析出できたのであろうか。そこには、トゥキェディデスの叙述の進め方に、次のような特徴がみられるという。その特徴とは、問題を「二つの立場」から眺めつつ「二つの論理」を対置させることによって、「現実を正反対の方向」からみることが可能となり、覚して「現実を相対化する道が開ける」というところにこそ、トゥキュディデスによる叙述の方法の核心があると言えると、豊下樽彦氏は言う。

そのうえで豊下樽彦氏は、「改めて今日の「領土問題」を見るならば、そこでは、「一つの立場」から「一つの論理」だけが主張され、「現実を相対化」させるどころか、ひたすら自らの立場を「絶対化」の身が展開されているのである。」と、書いている。そしてさらにそもそもトゥキュディデスは、なぜ、何を目的として『歴史』を書いたのかと問われる。トゥキュディデスによれば、「ここに生起したことについて、また人間性に基づいて、いつか再び世紀するはずの、これに類似したことについて、明確に見極めようと欲する人がいつか現れて、これを有益だと判断してくれれば、それで充分であろう。これは、一時の聴衆の喝采を争うためではなく、永遠の財産として書きまとめられたものである。」ということだと、豊下樽彦氏は紹介する。

「つまりトゥキュディデスは、「安全保障のジレンマ」に陥って戦争が勃発するという事態が再び生起しないように、『永遠の財産』として、歴史に長く残る重大な教訓として、『歴史』を書きまとめたのである。今日、他国の脅威のみを喧伝して自国の軍備増大をはかる各国の政治・軍事指導者や、あるいは「領土問題」をめぐって「一つの立場と一つの論理」のみに依拠して勇ましい発言を繰り返す政治的リーダー、メディア、「有識者」たちは、トゥキュディデスからすれば、「問題を相対化して安全保障のジレンマから脱せよ」という二五〇〇年前の貴重きわまりない教訓から学ぶことのできない「愚者」そのものであり、「人類の愚かさ」を象徴する存在に他ならないのである。」

安倍官邸が沖縄県の普天間米軍基地の移設先を�猜嫐邯轍��瓩箸垢襪海箸��猴0譴硫魴荳��瓩世噺世ぢ海韻詛愀覆砲蓮�日米同盟の�狎簑于臭瓩�ある。日米同盟の強化・深化こそが日本の安全保障を�狎簑于臭瓩垢襪海箸世箸い�思い込みがある。しかしながら何故日米同盟の強化・深化が日本の安全保障の絶対化につながっていくのであろうか。アメリカの国際的影響力は低下し相対化している。安倍晋三の�狎鐐菲\��瓩箸蓮△修鵑淵▲瓮螢�を日本が補足することでしかない。�狎鏝絅譽検璽爐�らの脱却�瓩匹海蹐�、�狎鏝絅譽検璽爐龍�化�瓩紡召覆蕕覆ぁ�そもそも�狎鏝絅譽検璽爿瓩箸浪燭�。それはまさしく日本のアメリカに対する�狎簑佚�依存�瓠Ν狎簑佚�隷属�瓩紡召覆蕕覆い里任△襦�

よく�狠論�学的�瓩鵬�縄に米軍基地を集中されることが日本の安全保障の�猴淹瀘廊瓩箸覆辰討い襪噺世錣譴襦�しかし沖縄を一層米軍の軍事的要塞化すれば、中国もそれに対抗して軍事的に強化していくことになる。そうなればまた、沖縄を一層軍事的要塞化していかねばならない。まさしトゥキュディデスくの「安全保障のジレンマ」であり、その先に一体どのような結果を想定しているのか。たとえば、尖閣諸島をめぐる小競り合いが起こるとき、無国籍集団が沖縄の米軍基地を攻撃してくる可能性は高くなる。添えなったとき、沖縄県民、わたしたちの同胞である沖縄県民はどうすればよいのだろうか。日本政府は一体、どのような将来像を描いて辺野古沖移設を�猴0譴硫魴荳��瓩世噺世ぢ海韻討い襪里任△蹐Δ�。

わたしには、日本政府の辺野古沖移設が�猴0譴硫魴荳��瓩世噺世ぢ海韻討い襪海箸蓮�日本国民である沖縄県民に対して、日本国全体の安全保障、防衛の�犲里得亅瓩砲覆譴噺世辰討い襪茲Δ吠垢海┐討覆蕕覆ぁ�もしも自国民を犠牲してまで守らなければならない国家の安全保障とは何だろうか。日本政府は一体誰を守るために、辺野古沖移設を�猴0譴硫魴荳��瓩世噺世ぢ海韻討い襪里世蹐Δ�。一体、誰を守るための「日米同盟」なののだろうか。わたしには、「問題を相対化して安全保障のジレンマから脱せよ」という二五〇〇年前の貴重きわまりない教訓から学ぶことのできない「愚者」そのものであり、「人類の愚かさ」を象徴する存在でしかないように思えてならないのである。

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