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2015年06月03日21:52

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【山】屋久島　三岳縦走��

５月３０日（土）　天気晴れのち雨


０５：１０　新高塚小屋出発
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０５：４０　第一展望台
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０６：５５　平石岩屋
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０７：４０　焼野三叉路
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０８：４０　永田岳山頂
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０９：５０　焼野三叉路
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１０：３５　宮之浦岳
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１２：３５　投石平
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１５：３０　淀川小屋
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１６：３０　淀川登山口


３時起床。
日の出前の夜空には、満点の星ぴかぴか（新しい）
避難小屋には光がなく、町の明かりも届かないので、とても多くの星が見えました。

朝食は、味噌汁にお餅を入れたもの。
ガイドさんはお雑煮と言っていたけれど(笑)
味噌汁にご飯を投入するのも好きな私にとっては、好きな味でした。

登り始めると朝日が昇ってきました。
陽に照らされた木々が赤く染まり、紅葉みたいに見えるぴかぴか（新しい）

大好きな雲海も見えました！
下界は曇っていそうだなあ。

進行方向に、これから向う宮之浦岳が見えてきました。
青空に映えて、なんて美しいんでしょう！

しかし・・・後方に暗い色の雲が見え始めていました。
あれが山頂に到達するまでに登ってしまいたいんだけどなあ・・・間に合わない気がするふらふら

シャクナゲは裏年と言われながらも、そこそこ咲いておりました。
裏年で一つも咲いていない年もあったそうなので、まだ良かったと思います。
去年一昨年が表年だったようなので、来年も裏年かな。

千メートル超える高所に、巨岩がごろごろしております。
右手に、坊主岩が見えました。
本当に坊主頭！(笑)
しかも、大きい！！

道々、まあるい巨岩がいくつも転がっているのですが、全く用をなさない、小さなつっかえ棒がしてあるのに笑いました。
ガイドさんが、つっかえ棒のある岩の横を通る時に「危ないので、つっかえ棒がしてあります。声を立てずに通り過ぎましょう。しー」と冗談を言って、途中で「わっ」と脅かしてくれました。
イアン＝マッケラン似の、とってもチャーミングなガイドさんで、元々大好きなんですが・・・もう・・・可愛いすぎて、キュンとくる(笑)

焼野三叉路に重い荷物を置いて、永田岳を往復しました。
行きに、可愛い鹿の親子に遭遇。子鹿にバンビ模様がついていて、可愛いハート達（複数ハート）
燕岳にイルカ岩がありますが、ここにも、命名したくなる岩がありました。
私は絶対ブタ岩だと思うのですが、イヌ岩という人もいました。むむ、どうだろう。

と、天気が良かったのは、ここまで。

永田岳山頂は、雨こそ降らなかったものの、ガスって何も見えず。
分岐に戻る途中で雨が降り出し、下山するまで止む事がなかったです。
撮った写真が、永田岳と宮之浦岳の山頂証拠写真２枚のみ。
ああ・・・一番晴れていて欲しいところだったのになあ・・・残念泣き顔

三岳、というのは、永田岳、宮之浦岳、栗生岳の三山をいいます。
実はそれぞれの山頂付近、隠れた岩場に、祠があります。
ガイドさんは数年かけて全てを見つけたそうで、全部の祠に連れていってくれました。
これがまた・・・ムードがある祠でぴかぴか（新しい）
誰もわからない岩の隙間、人が一人やっと通れるような先にあるんです。
岩の隙間から吹き込む風と雨が、祠を霧で幻想的に見せています。
濡れ鼠になりながら、でも、全ての祠に参れて、本当に良かったと思いました。

家に帰って調べてみたら、この祠、三つ回ると妻をめとるという言い伝えがあるそうで。
・・・婿は駄目かしら(笑)
知らなかったから、無事の下山しか願わなかった・・・もったいない事をしました(笑)

ガイドさんにお聞きしたところ、屋久島は雨が多いので、この日のような雨は「普通」だそうです。
そうか・・・これが普通かあ・・・。
土が少ない岩山なので、登山道が川のようになっていき、足を濡らさずには歩けません。
ただ、滑りにくい花崗岩の岩山であるおかげで、歩きにくくはなかったです。
土が少ないから、どろんこにもならないし。
７時間半、頑張って水を避けて歩いたつもりでしたが、結局、靴の中、ザックの中身、ズボンやパンツまで濡れてしまいました(笑)

しかし、さすが屋久島といいますか、迎えに来てくれた車の席にはしっかり防水シートが張られ、暖房を入れてくださっていました。
今日はホテルに帰るだけだからいいけれど、昨日この雨に降られて避難小屋泊まりだったら、乾かす手段もないし、悲惨だったよなあ。

ホテルに戻り、夕飯時には、同じツアーで別ルートを行った人から、口永良部島の噴火写真を見せてもらったり、その日の様子を教えてもらったり、互いの晴れの日の写真の見せあいっこをしたりしました。


初の避難小屋泊まりでしたが、何より荷物の重さに足が耐え切れず、えらい事になりました。
ガイドさんは「皆足が強いから早く着いた」と褒めてくださいましたが、私的には結構限界。
標高が高くない山でしたので、呼吸は楽だし、体の芯から疲れるという事は全くなかったのですが、膝の上が痛くて痛くて。
筋肉痛ではないようで、一日目の上りですでに痛かったのが、二日目の歩きはじめは全く痛くなく。でも途中でまた痛くなりだして。
昔、鳳凰三山で同じような症状が出た時、自分の意思に反して足がカクンといってしまい、歩くのに支障をきたした事があって、そうなったら迷惑をかけてしまうという恐怖から、ストックを使い、必死で足をかばって歩きました。
そのせいか、現在、筋肉痛がほとんど出ていません。
こんなに筋肉痛にならなかった山行は初めてだ！(笑)

膝対策、どげんかせんといかん。


最終日は、昼過ぎの高速船で帰るので、午前中は観光です。
全く期待していなかったのですが、素晴らしいものが沢山見れました。
山に登らなくても、縄文杉まで行けなくても、十分楽しめる島だなあと痛感いたしました。
その話はまた明日。


写真１枚目　宮之浦岳
写真２枚目　坊主岩
写真３枚目　つっかえ棒
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