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2015年06月03日00:12

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8/10 はこだて国際民俗芸術祭第4夜

2週連続の帯広行きの翌日、(2014年)8月10日(日)は、第007回はこだて国際民俗芸術祭最終日で、ザッハトルテは本来は18時55分からメインのアトラスステージに登場することになっていました。

この最終日の機会がまだ残っていることからの帯広行きの決断でもありましたが、気になっていた天気は予報どおりに荒れ、ペリー広場でのわくわくフェスティバルなる催しやメインのアトラスステージでのスケジュールは早い時間から全面中止が発表されていました。

ザッハトルテがアトラスステージに立つことすらなく函館を去ったという2011年の再来になることが危ぶまれましたが、ブンダステージだけは生き残り、本来のタイムスケジュールとは大幅に異なりながらも不規則に進行しているとのことでした。穴を埋める形ででもザッハトルテにもお出になっていただけないか…との気持ちで夕刻元町公園を目指すことにしました。

風雨が強く、雨具を装着しても自転車で赴くことは困難な状況でしたので、私には珍しく市電で末広町に降り立ちました。

思えばこの2年前の2012年8月、函館に到着して初出勤するよりも先に訪れた第005回以来、3度目の芸術祭で通算十夜以上になりますが、自転車以外の方法でたどり着いたのは初めてのことでした。最初の頃のDrakskipや今回のパイレーツカヌーのように、鑑賞の妨げとならない程度にぱらついたことがあったくらいで、ずっと好天に恵まれてきたのです。

入口で係員を務める方々からは、店も少なくなりかなりの催しが取りやめとなって予定より早く終わるかもしれないがよいか旨のお断りがありました。この日この時間帯に初めてやってきてパスを買い求めるお客には本来の料金よりディスカウントしてもいたようです。

場内では飲食関係はまだ辛うじて営業していましたが、雑貨関係は殆どが撤退済みのようでした。

風雨が強いため、傘をさしているだけだと下半身が容赦なく濡れましたし、靴にも水が入って心地がよくありませんでした。肩に掛けていた鞄もすっかり水分を吸ってしまい、この後、乾かすのに日数がかかったことでした。

アーティスト側の意向だけではどうにもならない事情でステージの中止が決まっていく中、チェコのチームのステージは、お客が一人でもいる限りはやりたいとおっしゃっていたのが通じて実施されたようでしたが、本来は私が到着時刻くらいからの筈が、どれくらい予定が早まったのか、ちょうど終わったところのようでした。

続いてブンダステージで催されたのが、とまる&だいすけと称する、都丸さんのピアノアコーデイオンと藤原大輔さんのボタンアコーデイオンによるアコーデイオン対決でした。9拍子の曲やブリッジ対決が見事で、佐々木さんと藤野さんの蛇腹姉妹のことを思い出し、もう長いこと聴けていないなどと思いながら観ていました。
近くにいた女性客お二人連れが、アコーデイオンのことはよくわからないけれど、すごく上手い演奏なのだろうと思うといったお話を交わされていました。

間髪入れずにザッハトルテ! 皆さん正装が間に合わなかったのか、いつもの演奏時と異なり髪型や服装などカジュアルなお姿でしたが、普段と一番違って見えたのがウエッコさんでした。

司会の寺尾さんが、後に決行の判断が正しかったのか胸を張っては言えない旨をお書きになってはいたのですが、風雨が強まる中、お三方の演奏したい気持ちとそれを待ち望むお客の気持ちが一つになって、民俗芸術祭の御縁が紡いだ京都のユニットと函館市民の美しい絆を見ました。

その絆はDrakskipにも既にできていますし、JJFが続けて来ることがてきていたなら、きっとそこにもできていたことでしょう。今後パイレーツカヌーなどにも期待されるところです。

ウエッコさんは、こんな時こそ押して駄目なら引いてみなで雨乞いの曲をやるのがいいのだと「風を喚ぶ乙女」を選曲されました。風雨が強まった気がします(パイレーツカヌーが初日の小雨の中、早めに済まそうとおっしゃって雨乞いの曲を始めた時も強まりましたし、翌日に新曲を始めた時もそうでした。)。

やっぱり正攻法でと「あの空に虹を」。〆はいつものJohn Ryan's Polkaでした。

ザッハトルテのステージが終わると同時に予定より2時間以上を残して以後のスケジュールの中止が告げられ、第007回はこだて国際民俗芸術祭は閉幕となりました。

退場や撤収が急がれる中、今日は流石にやらないのかとも思ったCD購入者へのサインもテント内できちんとしていただけました。

私がサインをいただいていないアルバムは残り少ないのですが、この日で残すは1枚だけとなりました。

ステージ上では最も口数の少ない印象のヨース毛さんが、覚えてくださったのか、4月のMARUSENあたりの時からぼそりとではありますが、いつもどうもといった趣旨のことをおっしゃってくださるのです。
この日は、連日どうもとおっしゃってくださったのですが、実は私はこの前日は帯広行きのために欠席…。

ウエッコさんにカジュアルなお姿が新鮮といった趣旨のことを申し上げると、今日は身なりを整える時間がなくてといった趣旨のことをおっしゃっていたと思います。

帯広行きを悔いてはいないのですが、大好きな「蛇使いとお姫様」やウエッコさんのマジックは前日にしか演じられなかったといいます。

残念ではあるけれど、次の民俗芸術祭のときにまだ道南にいるかどうかはわからないけれど、いつかまたきっと。

さて、この後は旭川への帰省を挟んだ後、1週間後には約1年ぶりの八戸行きです。
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