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2015年06月02日22:54

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【山】屋久島　三岳縦走��

５月２９日（土）　天気晴れ時々曇り

本日は、普段登山をしない方にも人気な観光地、「縄文杉」へ向かうハイキングコース＋α。


０５：３０　荒川登山口
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０６：５０　休憩舎
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０７：３０　楠川分岐
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０９：００　大株歩道入口（ここから急登）
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０９：４０　ウィルソン株
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１０：３０　水場（休憩）
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１１：１５　縄文杉
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１１：３５　高塚小屋
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１３：２０　新高塚小屋


小型の貸切バスが、荒川登山口に到着。
通常はこの時間でも多くの人でにぎわっているはずなのに（ガイドさん談）、誰もおらず、なんと一番乗り！
人気のコースらしいのに、おかしいのう冷や汗
この時期有名なしゃくなげが、今年は裏年（あまり咲かない年）だから人気ないのかな？
沖縄が梅雨入りしたっていうから止めた人が多かったのかな？
口永良部島の噴火警戒レベルが３だから止めた人がいたのかな、とは、後で思いましたあせあせ

屋久杉に向かうハイキングコース、前半はずっと、トロッコ道を歩きます。
昔は奥に集落があって、小学校などもあって、買い物などにも使われたそうです。
今は、ハイキングコースとは別ルートですが、土埋木を運び出したり、トイレの汚物を運んだりするのに使われているそうです。

橋を渡り、ランプの灯った小さな岩穴（洞窟まで大きくない）を通り抜けるのですが、某遊園地のアトラクションみたいで、なんだかわくわくしましたぴかぴか（新しい）
天気も悪くないし、テンション上がるなあグッド（上向き矢印）

小杉谷橋に出て、その景観に感動ぴかぴか（新しい）
川の石の、巨岩っぷりに圧倒されました。
濁流になってもびくともしなさそうな巨岩が、ごろごろ転がっているんです。
その岩々の間に、オレンジ色のツツジのような花が咲いていて、まるで日本庭園や盆栽のような美しさぴかぴか（新しい）
この川、増水するとすさまじいらしいです。
ガイドさんが一度遭遇し、後で悪夢にうなされるほどだったそうです。

さらに少し歩くと、小杉谷小中学校跡に到着。
雨の多い島だから、人が入らなくなると、何もかもが苔に覆われて、年月以上に古びて見えるのだなあ。
自然に飲みこまれた人工物は、まるで天空の城ラピュタのようぴかぴか（新しい）
屋久島は、ラピュタでなく、もののけ姫のモデルになった島ですけどね。

やがて、有名な巨大杉が順次見られるようになりました。
昨日学んだ知識が役立ち、「ああ、なるほど、あれが倒木更新か」とか、見ていてとても楽しかったですぴかぴか（新しい）

トロッコ道は、大株歩道入口まで。
ここから急に登山道になります。

４０分後、ウィルソン株に到着。
苔むした切り株と、ホビットの家のような入口が、とってもムードがあって、素敵ぴかぴか（新しい）
切り株の内側が空洞になっていて、ハート型の空が見られるので有名ですが、私はむしろ、切り株の大きさにびっくり。
切られずに残っていたら、おそらく縄文杉よりも太かったのでは、と、ガイドさん。
まっすぐ綺麗に伸びた幹だったため、伐採されてしまったのだろうと。
そんな杉を見てみたかったなあとおっしゃっていて。
全く同感。

軽装の、一般のお客様がここでヘバっておりました。
そうか・・・やっぱり難易度は人によるんですねえ。

隣の木に抱きついているように見える木に笑ったり、ヒメシャラの木の表面がボコボコしていて色もまだらな様子がヒメに見えず、ババシャラと呼んだり、大王杉の枝ぶりに感嘆したり、夫婦杉の前で１人で写真を撮って笑ったり、楽しくハイキング♪

やがて、縄文杉に到着！
現在は枝の落下の危険があったりする関係で、近寄れません。
展望デッキも一つしかなく、一方通行で、普段は大混雑。
のはずが・・・。
誰もいない！
我々４人だけ！
５分くらい奇跡の時間があって、のんびり写真を撮ったり、樹齢７千年とも言われる巨木を眺めながら、鳥の声に耳を傾けたり、思う存分、縄文杉を堪能する事ができました。

多くの方は、ここから折り返して、同じ道を帰るところ、我々はもう少し歩きます。

高塚小屋は最近新しくしたらしく、とても綺麗でした。
収容人数が少ない小屋なので、我々はその先の新高塚小屋まで頑張ります。

新高塚小屋は、なんとも年季の入った色風合いの小屋でございました。
外壁が苔生してて、ちょっとカビくさくて、屋根が草原になっている(笑)
ネズミが出るらしい・・・食料注意！

無事の到着を祝って、外で祝杯をあげていると、鹿が近寄ってきました。
鹿に食べ物をあげてはいけないのですが、誰かがあげて味をしめてしまったものと思われます。
「それ・・・ちょうだい？」と、つぶらな瞳で訴えてきます。
あげないで無視していたら、とぼとぼと去っていきました。
そして、すぐに別の鹿が登場。
今度は小さな角を生やした、精悍でハンサムな鹿さんです。
さっきの鹿君のかたきを取りに来た「お兄ちゃん」と命名(笑)
お兄ちゃんは「それ、もらってやってもいいぜ」という感じで、ウロウロ。
鹿の個性が感じられて、非常に面白かったですウッシッシ

酒宴の流れで、夕飯に突入。
夕飯はカレーライスでした。
山の食事と言えば、おにぎりとカレーが私の中で鉄板です。
やっぱりカレーライスは美味しいなあぴかぴか（新しい）
後で食器が匂うのがちょっと困りものだけれど。
器によそわないで食べれば良かったと反省。

電波の届かない圏外の避難小屋で、テレビもなく、電気もなく、陽が落ちると何もできません。
というわけで、６時に就寝。
例年この時期は、小屋に入れない人がいるほど混雑するらしいのですが、なぜか今年はスッカスカ。おかげで、のびのび快適に過ごせました。
久しぶりの寝袋でしたが、なんだか楽しくて眠れなかったです。
単に早すぎて眠れなかっただけかもしれません(笑)


この日、口永良部島が噴火していました。
縄文杉に向かう道すがら、晴れていたはずなのに急に黒雲が頭上を覆ったような、不穏な暗さに襲われた時間がありました。後から考えるに、それが、風に流されてきた噴煙だったんでしょうね。
山を挟んで反対側の山中にいたので、噴火には全く気づきませんでした。
宮之浦岳方面を登っていた人は、晴れていたので、ゴゴゴゴというような音と、島から立ち昇る煙が見られたそうです。視界が一瞬真っ暗になって、火山灰が降ってきたと言っていました。

会社ではニュースを見て「屋久島？」「かえるさん行ってるよね？」「大丈夫か？」「電話してみよう」「つながりません」と、結構大騒ぎだったようです。
２９日は電話に出られませんって言ってはおいたんだけどな。
あははは〜心配かけてごめんなさいあせあせ


写真１枚目　ウィルソン株
写真２枚目　抱きつ木
写真３枚目　避難小屋屋根上の草原
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