菅野美穂が出演していたチオビタのCMは、手元のアルバム「くるりとチオビタ」によると2007年から2014年までの7年間で10本あるそうだけれど、そのうちで一等好きなのが海辺のふたり篇だ。
ぼくの部屋は2011年からテレビがないので、テレビは実家に帰った時にしか見ていないはずなのに、それでも2013年の海辺のふたり篇が一等好きなのだからすごい。
海辺のふたり篇は最高にさわやかな「ロックンロール・ハネムーン」をBGMに、最高にさわやかな海辺で、最高にさわやかなシャツを着た平山浩行と菅野美穂がたわむれるCMで、ぼくは多分、これ以上に涼しげで透明感にあふれていて湿度を感じさせないCMを知らない。
ついでに言えばロックンロール・ハネムーン以上に岸田繁がさわやかな声で歌うくるりの曲も知らない。
やばい。
これはもうチオビタのCMごっこをしたくなってしまうレベルでやばい。
フルで聴くロックンロール・ハネムーンも良い。
海辺を想像させるイントロのトランペットが良い。
キラキラした曲のイメージそのままに、本当に「キラキラ」と鳴らされる効果音が良い。
駆け出したくなるような軽快なドラムが良い。
♪窓の外には〜という歌い出しの歌い方が始まりを予感させて良い。
ちなみに2番目に好きなのはプール篇だ。
これは2012年。
BGMのo.A.oはやさしくて懐かしいメロディーで、季節的には初夏を思わせるロックンロール・ハネムーンの少しあと、夏から夏の終りを感じさせる。
ちなみに過ぎ去った夏を思い出しつつ冬に聞くo.A.oは、これもまた良い。
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