4月24日ぐらいに試写会が当たって観てきました。
16日公開なので、そろそろ思い出しながら感想を書いてみようかな。
<strong>「駆込み女と駆出し男」</strong>
最近はずっと大泉洋が好きなので、観たいなぁと思っていたんです。
満島ひかりは大好きだしなぁ、、戸田恵梨香も好きなんだよって誰でもいいんか(笑)
江戸時代の縁切寺東慶寺に来たお吟(満島ひかり)と鉄練のじょご(戸田恵梨香)を中心に、
見習い医師で作家見習いの中村信次郎(大泉洋)との絡みやら、東慶寺での様々な
人の機微を描いた作品です。
これがね、ものすごくおもしろかったんですよ。
最初のシーンで主人公の信次郎は大泉洋が適役だな!って思いました。
3枚目感を絶妙に出す大泉洋の感じが今回の中村信次郎にドンピシャなんです。
またおれ大好物のだいぶ不器用な感じがねぇ
戸田恵梨香は時代劇初挑戦とのことで。
戸田恵梨香って、声とか幼い感じだから、これは合わねーんじゃないかな、と
思っていたけど、あれ、そんなに違和感がない、むしろその幼げな声が逆に
切なさを醸し出す、、好き!な感じになっていきました。訛りがかわいいんだまた
満島ひかりはぁ、、とにかく好きです、なにあの艶っぽさ、守りたい!従いたい!(笑)
、、とまぁ冗談はさておき、、
お吟は
<strong>「あだっぽい」</strong>という言葉で表されていました。
漢字で書くと
<strong>「婀娜っぽい」</strong>うつくしくなまめかしいの意味ですね。
なまめかしい、、っていいなぁ
なんか、もちろん舞台は江戸時代、明らかに時代劇なんだけど、不思議と時代劇を
見ている感じがしなかったのは、人の関わりを主に描いていたからなのかなぁ。
しかも離婚とか縁切りとか、そのへんのともすれば重い話題がテーマなのに
ぜんぜん重く堅苦しくない、むしろおもしろおかしく描いているんだ。
縁切寺の尼さんたちは男性に免疫がないから、普通じゃありえないことを平気で
やったりするんです。でも本人たちは真面目なんです、それがおもしろいんだよね。
でもそれはやっぱり大泉洋の功績が一番だと思います。
長ゼリフのシーンなんてまるでラップを聞いているような心地よさがあったからね。
この映画にはとにかくいろんな女性が出てきます。
辛い目に遭ってそこからなんとか抜け出そうとする女性、、
男のために生きようとする女性、、
自分の置かれた状況に負けない強い女性、、
それに比べて男っていうのはなんて情けないんだろう、と思いました。
まぁおれなんて、強い女性に引っ張られたいとか思っている男だからね(笑)
またそれが大泉洋の役にそっくりなんだこれがまた(笑)
でもそんなのも全部ひっくるめて、人間って本当にいろんな一面があって、
情けなくて、愛おしくて、いいなぁと思ってしまいました。
笑えるシーンはしっかり笑って、ちょっとグッとくるニクイ演出にオススメ度は5。
結局、、じょごとお吟の魅力にやられちゃったなぁ。
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