今年で11年目を迎える有楽町でのラ・フォル・ジュルネ、フランス発祥の音楽祭ですがすっかりGWの催しとして日本にも定着しました。
この音楽祭は、有料無料のコンサートが国際フォーラムのあちこちの会場で同時開催されるのですが、無料のコンサートや雰囲気を味わうだけでもいいかななどと考えていて、事前にチケットは買わずにいました。
ただ、やはり会場でプログラムを改めてみると、なかなか良い公演があり、結局空いていたものからバッハのモテットを選択しました。
ホールC 5/3 12:00〜12:40
J.S.バッハ:モテット「来たれ、イエスよ、来たれ」BWV229
:モテット「イエス、わが喜び」BWV227
:モテット「主に向かって新しき歌をうたえ」BWV225
ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル
指揮:ダニエル・ロイス
モテットは中世からルネサンス期の主に人の声による教会音楽で、大規模なカンタータ(メサイヤとか)に比べ、小規模なアンサンブルでより厳粛で静謐な気分に浸れます。
コンサートでは聖書の言葉が並ぶ対訳も配られましたが、聴きながら訳を読むと(個人的に)集中できないので、曲間にサッと訳に目を通して後はひたすら楽曲の集中していました。
有償のコンサートはこれ1本にして、後は公開のイベントを散策
中でもこどもたちの音楽アトリエとして、ピアニストのシャニ・ディリュカさんが弾き語りで作曲家や曲目を解説する講座が出色で「ああ、この人のコンサートを聴きたかったなあ」とちょっと後悔、来年は事前にプログラムを良くチェックしようと思いました。
音大卒?のフルートアンサンブルも雰囲気に花を添えていました。
来年のテーマは「ネイチャー」だそうで、これも五月晴れの陽気に合った素敵な音楽祭になりそうです。
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