読書メーター2015年4月のまとめ。

2015年4月の読書メーター
読んだ本の数：8冊
読んだページ数：2961ページ
ナイス数：27ナイス
http://bookmeter.com/u/415770/matome?invite_id=415770

■有頂天家族 二代目の帰朝
矢三郎君に「お前さんは海星さんのかわいらしいお姿を見たことがないだろう，こっちはアニメで見てるんだぜ，ざまぁみやがれ」と優越感を持っていたのに(^^ゞ，あっけなく覆されてしまった。しかし，海星が矢三郎にその姿を見せなかった理由が，あのような事情であったとは(^^)。▼矢三郎の弁天様に対する感情にも，複雑なものがあるのだろう。このサイトでも何人かのかたがおっしゃっているように，薬師坊二代目と弁天様とがカップルになってしまうのも，案外とありなのかもしれない。▼三部作とのことなので，さて，続編が待ち遠しい。
読了日：4月1日 著者：森見登美彦
http://bookmeter.com/cmt/46247792

■鹿の王 (上) ‐‐生き残った者‐‐
読了日：4月14日 著者：上橋菜穂子
http://bookmeter.com/b/4041018889

■鹿の王 (下) ‐‐還って行く者‐‐
本屋大賞受賞！に惹かれて読んだ。▼極上の，大人向けファンタジーであることは間違いないし，たしかに面白かったけど，このお話のテーマ（異文化共存とか利己的自己複製子とか決定論とか）を多少なりとも考えたことがあれば，それほど目新しい考えに出会うわけでもない，とも思った。▼「博士の愛した数式」「ゴールデンスランバー」「鹿の王」と読んで，結局，本屋大賞というのは面白い本を選ぶのではなく，書店員が売りたいと思う本を選ぶという、根本を見誤っていたことに気づいた。読み手を選びすぎる本は「売りたい本」にはなりにくかろう。
読了日：4月15日 著者：上橋菜穂子
http://bookmeter.com/cmt/46582733

■アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者11 (講談社ラノベ文庫)
読了日：4月17日 著者：榊一郎
http://bookmeter.com/b/4063753603

■アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者12 (講談社ラノベ文庫)
貴人の縁談が一筋縄ではないことを頭では理解しつつ（現代日本でも皇族の婚姻関係を考えれば一目瞭然），それでもそう簡単に割り切ることができない慎一君の気持ちはよく分かる。▼とりあえず結論先送りとなったわけだけど，さて，この先どんな結末になるのか，続刊を楽しみに待つことにしよう。
読了日：4月20日 著者：榊一郎
http://bookmeter.com/cmt/46685237

■鷲尾須美は勇者である
ＴＶアニメ「結城友奈は勇者である（ゆゆゆ）」を観た人にはお勧め。▼突っ込みドコロは色々ある。それに，小説としては文章の作りが上手でない。それでも，ゆゆゆファンにとっては読む価値がある。▼「特別描き下ろし番外編」のおかげで，勇者たちの物語に１つの区切りがついたことを実感した。友奈ちゃんとそのっちも，きっと，東郷さん（わっしー）をとおして仲良しになるんだろうね。それとも，本復したそのっちが讃州中学に編入して勇者部に入部する，なんて未来があればいいな。
読了日：4月27日 著者：タカヒロ(みなとそふと)
http://bookmeter.com/cmt/46859080

■なぜ、この人と話をすると楽になるのか
コミュニケーションは対戦ゲームではなく協力ゲームであるという視点は興味深い。▼コミュニケーション上手は聞き上手であるというのは世上よく言われることだけど，本書ではその「聞き上手」になるための技術論が展開されている。▼聞き上手になるためには，安いプライドを捨てること，つまり自己顕示を封じることが必要だという。ただ，私にとってはそこがいちばん難しそうな気がする。
読了日：4月28日 著者：吉田尚記
http://bookmeter.com/cmt/46874128

■のうりん10 (GA文庫)
農業高校の卒業生は多いのに，農業従事者の数は減っている。言われてみれば当たり前のことなのに，言われてみるまで気づかなかった。▼ベッキーのお見合い話はある意味予想どおりの結末に落ち着いたけれど，そこに出てきたよく分からないらじかるエレメンツの皆さんについては，率直に言って，あまり感情移入できなかった（というより，無くても良いんじゃないかと思った）。▼７巻の修学旅行の終わり頃に仕込まれた林檎ちゃんネタは，いつ，どうやって回収されるのか。そろそろ，なにかあってもいいんじゃないかという気がする。
読了日：4月30日 著者：白鳥士郎
http://bookmeter.com/cmt/46938918


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