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2015年04月29日23:03

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28〜29日に観た映画です。

28日は 「龍三と七人の子分たち」、

29日は 「セッション」(2回目)
      「海にかかる霧」を観に行きました。





「龍三と七人の子分たち」、

北野武の新作ですね。
引退した元ヤクザのじいさんたちが
年寄を食いものにする暴走族上がりの新興勢力にもの申すコメディ…かな?
TVのコントみたいに笑いを取りに行く…というのではなくて
お話を読んで行く途上に笑えるシチュエーションが設えてある…感じ。
だから大爆笑!はないけど
「ははは!」くらいの愉快さが ゆるく続く…みたいな感じです。
それを藤竜也はじめ 今や年配になった男優たちが
それこそ愉快そうに演じるのを見るのが
思惟太くらいのおばさんには嬉しかったりするのですが、
刺激の強い笑いに慣れた若い観客に
このおじさんたちのギャクがウケるのかなぁ…?





「セッション」(2回目)、

チラシによると
映画製作時 弱冠28歳であったデイミアン・チャゼル監督の
実体験から起草されたお話らしいです。
主演のマイルズ・テラーは
てっきりドラムの経験があったのだろうと思っていたら
初心者だったそうな!
監督自ら技術指導にあたったらしい。
まぁそういう諸々はともかく
これは映画を観る快楽に満ちた作品で
ラスト9分○○秒かのソロシーンは
これがジャズの本当かそうでないかなど関係なく
“映画を観る快楽”に酔いしれるのです!
また言いますけど
絶対いいから すぐ観て下さい!!(笑)





「海にかかる霧」、

ポン・ジュノ プロデュース,共同脚本で
『殺人の追憶』の脚本家シム・ソンボが監督したサスペンス。
実際に起こった「テチャン号事件」を下敷きにした舞台劇の映画化らしいです。
極限状態に置かれた人間たちの人間性が暴かれていて
「ひかりごけ」に似てるかもしれません。
あれも元は実際にあった事件でしょう?
ボロ船を修理して漁獲高を上げたいたい船長は
中国から韓国へ朝鮮族の不法入国者を密航させるビジネスに手を出すが
何事もなく終わるはずだったそれはとんでもない事態へ展開し
船長以下6人の乗組員は
人間のおぞましい属性を晒すことになる…というお話。
6人のキャラの個性はステロタイプで
それぞれの背景から人間性を検証できるわけではないので
キャラもお話も深化はしないけれども、
ステロタイプであることでお話は非常に読みやすく
111分があっという間で
本当に面白かった!
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