プライスレス。

日曜日。
早朝、出かけようと自宅マンション敷地内の自転車置き場へ行ってみたところ、違和感が。

...チャリが無いかも？


早朝だったんです。
しかも、大荷物で。（←大荷物のうち、カバン一つ分はヴァンさん）

何度か、寝ぼけてんのかな私、と思って目をゴシゴシしてじーっと見ましたが、
うーん。
無いよ無い。

しばし首をかしげて悩んでみましたが、
ゆっくりしている場合では無かったので。

もう一台の方（←すみません、チャリ２台持ちです）に乗って出かけました。


同日深夜。
帰宅してから、再度じーーーーっと駐輪場を眺めまわしましたが、やっぱり無いんだなあ。
なぜ無いんだろう。

とことこ部屋へ戻りながら、回想。

少なくとも、先週はあった。
仕事後、自転車に乗り換えて八百屋さんへ買い物にいったもん。
それから、最後に見たのはいつだっけなあ。

んで、翌朝、月曜日。

通勤前に、もう一度駐輪場を確認。
...無いね。
ただ今、て帰ってきてるかと...んな筈ないか。そうか...無いか...。

同日夜。
帰宅前に、そして夜散歩後、駐輪場をチェック。
...うーーーーん...

何をやってるんだ、といい加減イラっとされた方も多いでしょうが。
だって信じたくなかったんだもんよう。
いいよもう、いい加減認めますよ。ええええ盗まれましたよチャリ。

で、火曜日。
とぼとぼと、駅前の派出所へ赴くのです。
自転車盗まれましたーて、被害届を出しに。

持参した防犯登録カードを確認しながらおまわりさんが必要事項を記載するのを凝視。
防犯登録日2008年、販売価格12,000円...
もう減価償却済んでんな。

と、思ってた矢先、
「被害金額はいくらくらいですか」という質問。

え、被害...金額？？？
え、えと、購入時の金額は12,000円だけど...も、もうボロだし８年乗り倒して、ほぼ０円...？
ででも私にとっては結構大事な足代わりなんだけど...。

あわあわしているとおまわりさんは親切に
「金額がどう、という訳では無いんですよ」
と補足説明してくれました。
でも、ちょっと意味がよくわかんない。
金額に換算しなきゃダメなのかな。

とはいえ、まあたかだか自転車だしね。
長年ありがとね、という気持ちはあるものの、ここでおまわりさん相手に
「イエ、愛情はプライスレスですから」
てにっこり言い切るほどの神経を、私持ち合わせて無い...。

なんかよくわかんないままに、言われるがまま「3,000円」て書いてもらいました。弱。


その後、マンション賃貸の際に入った家財保険の保険会社へ電話。
敷地内駐輪場での盗難は、保障範囲内なのです。

オペレーターのお姉さんは感じよくお見舞いの言葉を述べた後、
てきぱきと手続きについて案内してくれました。
で、後日送られてきた申請書を記入していると、やっぱり出た、購入時の金額記載欄。
さらに、領収証等の添付が必要だと。

領収証、取ってあったんでね。
コンビニ行ってコピー取って、あ、あと盗難現場の写真を同封して、
さてこれで手続きは終了です。

...そうか、なんかあんまり考えずに申請してたけど、
保険てことは、この手続きによって、いくらかはお金が払われるんだ。
...いくらなんだろ。この申請書をもとに、保険会社で判断されるのかな。

...。
2008年購入、12,000円か...。


...。
たとえば、ヴァンさんがうっかり盗まれたとして。

販売価格は10,500円。2005年購入か。
被害総額はいくらになるのかしら。
保険会社ではどう判断されるのかしら。


保険会社、はまあ嫌なら届出なきゃいいわけだからほっとくとして、
警察への被害届は、出さなきゃなあ。
そうすると、被害総額、イキモノの場合いくら、って書くんだろ。
...難しいな...気持ちとか愛着を、数字で表すのはたいへん難しい。


なんだかモヤモヤしてしまった数日間でした...
よ、弱ってんのかな。少し休むかｗ