先日マレーシアの現首相ナジブ氏と元首相マハティール氏の確執、及びナジブ氏の側近が乗るヘリ空中爆発のことについて書きました。
現地の人々に話を聞くと、まだまだ私の考えが甘かったとこを思い知らされます。
基本的な構造としては、マハティール氏がナジブ氏に対し退陣を迫りナジブ氏の今までの問題をネタに攻撃しているという形です。
私はマハティール氏がナジブ氏の側近を消したんだと思ってましたが、現地の人達の考えは違います。
確かにナジブ氏はいろいろと攻撃のネタにされるような問題があるようです。
ですがあくまでも憶測であり、証拠があるわけではありません。
事実を一番良く知っているのは主席秘書やナジブ氏のブレーンである側近達です。
仮にナジブ氏の疑惑が本当だとして、それを良く知る人物がいまだに絶大な影響力を持つマハティール陣営についたらナジブ氏の政治生命は終わりです。
マハティール氏は政界からは引退したとはいえ、地位も権力も金も持ってます。
息子を首相にすべく暗躍しているとも言われています。
側近達はナジブ氏の娘の結婚式に参加したあと事故にあいました。
彼等の移動手段、移動時間について詳しく知る人物は敵対陣営であるマハティール氏でしょうか?それともナジブ氏でしょうか?
原因不明ながら不幸な事故により、ナジブ氏の疑惑について最も良く知る人物が亡くなってしまいました。
反対陣営がいくら疑惑を元にナジブ氏を攻撃しても立証することができなければただの誹謗中傷です。
マレーシアで新旧勢力の対立が起こっている最中の不幸な事故。
ヘリコプターが謎の空中爆発。
ナジブ氏の秘密を握っているかもしれない人物の死。
陰謀論を馬鹿なネタとして笑える国は、世界でも極少数の国のようです。
まさに「死人に口なし」
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