パーフェクトプラン・ソロモンの偽証前編観てきたよ

３月下旬のものなので、ちょっと古い感想ですけど。

■パーフェクト・プラン
原題はGood People。善良な人々、ですね。どこかの国からイギリスへ移民してきた、大工仕事が得意ななんでも屋の夫と小学校教師の妻。借屋の下階を又貸ししていたのだが、ある日下階の男が死んでいるのを発見。すぐに警察に届けるが、後日天井裏から大量の現金を発見。突然金遣いが荒くなった夫婦に、警察・下階の男の強盗仲間・強盗先の元締めのマフィア（？）が手を伸ばし……という話。結局『善良な人々』はこの映画にほんの少ししか出てきません。あるいは、主人公夫婦のように、善良な人々も大量の現金持たせたら当然遣い込むよね、という話なのかも。そんなに重要なことでもないのでネタバレしちゃいますけども、ラストで夫婦が二人とも助かってお縄にもかからずいくばくかの現金も手に入れるというのは、どうかと思いました。ハズれ映画でしたね……。

■ソロモンの偽証 前編・事件
宮部みゆき原作の長編作の映像化。中学校で発見された生徒の死体。警察は捜査の結果、早期に自殺と断定するが、同じ学校の不良性とが殺人犯であるとの告発状が届けられる。クラスメイトはやがて、事件の真相を明かすために学校内裁判を行うことを決意する……という話。原作はちょー長い（新潮文庫で全６巻）のでいろいろ端折られているようです。警察が断定していることから真犯人などはおらず、『なぜ告発状が送られたのか？　なぜ彼は自殺したのか？』という謎あるいは動機の解明が裁判の焦点になるのだと思われます。原作オーラは弱まっているのだと思われますが、悪くないです。後編も観よう。